Snapが動画で使える音楽の拡充でユニバーサルミュージックと提携

今回は「Snapが動画で使える音楽の拡充でユニバーサルミュージックと提携」についてご紹介します。

関連ワード (Snap、Snapchat、SNS、ユニバーサルミュージック等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


Snap(スナップ)は米国時間6月24日、世界最大の音楽会社の1つであるUniversal Music Group(ユニバーサルミュージックグループ、UMG)との複数年契約を発表した。QueenからJustin Bieber(ジャスティン・ビーバー)に至るまで、ユーザーは自分のSnapsの中で、そしてTikTokと競合するSpotlightで使うために広大なUMGのカタログから曲をクリップできる。

今回の発表に先駆けてSnapchatは2020年10月、Sounds機能を追加していた。この機能ではユーザーはSnapがライセンスを獲得した音楽で自身のSnapsを充実させることができる。機能を追加して以降、5億2100万本超の動画がSoundsを使って制作され、310億回超閲覧されたとSnapは話す。

もちろん、Snapchatの音楽への投資はTikTokで使える音楽が増えていることへの直接の対応だ。2020年、Fleetwood Mac(フリートウッド・マック)のレコードに収録された曲「Dreams」がTikTokで流行った後、1977年のアルバム「Rumours」がビルボードに再登場した。TikTokではダンスも流行っていて、そうしたダンスで曲が採用されたアーティストの売り上げを支えている。そのためTikTokやSnapchatのようなアプリがライセンスを取得した曲が多いほど、Nathan Apodaca(ネイサン・アポダカ)氏のような機会、つまり無料の宣伝は多くなる。

Olivia Rodrigo(オリヴィア・ロドリゴ)氏のようなZ世代アーティストは、すでに新しい音楽を宣伝するのにこうしたソーシャルプラットフォームを活用してきた。Snapでは、ロドリゴ氏の曲「driver’s license」を使った動画が1000万本制作された、とSnapは指摘する。ロドリゴ氏はまた、記録破りのデビュー曲「Sour」を宣伝するためにSnapchatでAR Lensesを使った初めてのアーティストでもあったが、公平のためにいうとロドリゴ氏はInstagramでもARエフェクトを共有した。

オリヴィア・ロドリゴ氏は新しいアルバムで「deja vu(デジャブ)」について歌っているが、Snapの発表からもデジャブ感を受けるかもしれない。TikTokはまた、2021年2月にUMGと提携を結んだ。その前の2020年11月には、TikTokはソニーとの新たなライセンス契約合意を発表した。一方、Snapの音楽パートナーのポートフォリオにはWarner Music GroupやSony Music Publishingなどが含まれる。

これらの提携は独占ではない。「deja vu」を使ってSnapchat、TikTok、Instagramなどでビデオを制作できる。こうした提携は他者を出し抜くための、常に繰り広げられる戦いだ。もしTikTokがUMGと提携すれば、Snapchatは競争力を保つために同様にUMGと提携する必要があり、これは現在我々が目にしているものだ。我々の友オリヴィアがいうように、厳しい世界だ。

関連記事:TikTokがソニー・ミュージックと新たなライセンス契約を締結、マイケル・ジャクソンも対象に

画像クレジット:Snapchat


【原文】

Snap today announced a multi-year deal with Universal Music Group, one of the largest music companies in the world. From Queen to Justin Bieber, users can clip songs from the expansive UMG catalog to use in their Snaps and on Spotlight, the app’s TikTok competitor.

This announcement comes after Snapchat added its Sounds feature in October, which lets users enhance their Snaps with music that Snap has licensed. Snap says that since then, over 521 million videos have been created using Sounds, which have been viewed over 31 billion times.

Of course, Snapchat’s investment in music is a direct response to the growth of music on TikTok. Last year, Fleetwood Mac’s 1977 album “Rumours” re-entered the Billboard charts after “Dreams,” a song on the record, went viral on TikTok. Dance trends also often go viral on TikTok, which can correlate with a boost in sales for the artist whose song is featured. So, the more music that’s licensed by apps like TikTok and Snapchat, the more opportunity there is for another Nathan Apodaca moment, which means free publicity for the platform.

Already, gen Z artists like Olivia Rodrigo have leveraged these social platforms to promote their new music. On Snap, over 10 million videos were created using her song “Driver’s License,” Snap reports. Rodrigo was also the first artist to use AR Lenses on Snapchat to promote her record-breaking debut “Sour,” but to be fair, she also shared AR effects on Instagram.

Olivia Rodrigo sings about “deja vu” on her new album, and you might also be getting deja vu from Snap’s announcement. TikTok also struck a deal with UMG in February. And before that, in November, TikTok announced a new licensing agreement with Sony. Meanwhile, Snap’s portfolio of music partners include Warner Music Group, Sony Music Publishing, and more.

These deals aren’t exclusive — you can make a video with “deja vu” on Snapchat, TikTok, and Instagram alike. When it comes to deals like these, it’s a constant battle of reactionary one-upmanship. If TikTok makes a deal with UMG, Snapchat needs to strike a deal with UMG as well to remain competitive, which is what we’re seeing today. As our friend Olivia would say, it’s brutal out here.

(文:Amanda Silberling、翻訳:Nariko Mizoguchi)

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