湖池屋「プライドポテト」の素材を巡る仮想ツアー
今回は「湖池屋「プライドポテト」の素材を巡る仮想ツアー」についてご紹介します。
関連ワード (仮想空間、臨時休業、自宅等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、It Media News様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
新型コロナウイルスの蔓延で各地の観光地がダメージを受ける中、菓子メーカーとのコラボで、地域を活気づけようという取り組みに注目が集まっている。湖池屋(東京都板橋区)の看板商品、プライドポテトのプロジェクト「JAPANプライドポテト」で、キャンペーン賞品に地元バス会社、琴平バスとタイアップした「小豆島オンラインバスツアー」を登場させる。記者発表会もオンラインバスツアー形式で行われると聞き、仮想空間のバスに乗り込んでみた。
仮想空間で記者発表会
瀬戸内海国立公園のなかにある小豆島は香川県の人口約2万8000人の島。オリーブの生産が盛んで、映画「二十四の瞳」の舞台にもなった。温暖な気候で、瀬戸内を代表する観光地として知られるが、コロナ禍で他の観光地と同様、各種施設の臨時休業や営業時間短縮を迫られている。
参加者は東京、高松、小豆島の新聞・通信社、テレビ局、雑誌、ラジオ局の計16社の記者だ。島に渡るには、神戸や姫路、岡山、高松などからフェリーで行くことになる。仮想空間での記者発表会でも、まずフェリーに乗船するところから始まった。
船から見る高松港の景色や船内の様子が流れた後、湖池屋マーケティング部の高戸万里那さんから商品の説明があった。
パッケージには「道の駅小豆島オリーブ公園」の風車のある風景をデザイン。まろやかで澄んだオリーブオイルに藻塩を合わせ、レモンとペッパーをほんのりときかせて爽やかな味わいになったという。1袋あたり1円がオリーブ振興のため香川県小豆島町に寄付されるそうだ。
仮想空間のフェリーが島に到着。迎えてくれたのは小豆島町の松本篤町長。「日本中の一人でも多くの人に食べてほしい。状況が落ち着けば島にぜひお越しを」というコメントを役場からライブ中継で寄せた。
さらに、地元のオリーブ農園「東洋オリーブ」に到着。担当者が敷地内のオリーブの木の枝から実を摘む仕草をすると、収穫用かばんの中から瓶入りオリーブオイルが出てきた。
担当がライブ中継のまま歩いて売店の前に着くと、同社の南安子社長にバトンタッチ。社長は「観光客が激減して寂しい状況だが、いただいた寄付をPRに活用して盛り上げていく」と話していた。
湖池屋本社の佐藤章社長も登場。オリーブの小枝を片手に「丁寧なものづくりを実際に見てきた。もう少しすれば日本のみなさんが島に行けると思うし、島全体に元気が出るよう応援したい」とエールを送った。
湖池屋の顔
プライドポテトは2016年9月に就任した佐藤社長が新生・湖池屋の「顔」として開発を指示し、17年2月に発売された主軸商品。現在は、地域応援プロジェクトとして、JAPANプライドポテトを展開。神戸、金沢、宗像(福岡県)、今金(北海道)、小豆島の5地域を応援している。
湖池屋の高戸さんは小豆島の関係者から「観光客が全く来ていない。商品が売れず非常に厳しい」という声を聞き「観光客により多く訪れてもらえるようにしたい」と、菓子メーカーの商品としては異例の「オンラインバスツアー」の賞品化を企画したという。
賞品のオンラインツアーは90分間で7月31日午前10時出発。小豆島にあるエンジェルロード、中山千枚田などの名所巡りをした後、高戸さんがオリーブ公園からのライブ中継で、島の雰囲気を伝える予定だ。
栽培から販売まで一貫体制で行う東洋オリーブで畑(ライブ)、製造工場(事前収録)を見学した後、参加者も自宅などでプライドポテトにオリーブオイルをかけて実食する仕掛けになっている。(和田基宏)
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