ついにテスラの太陽電池・エネルギー貯蔵事業が売上原価を超える、売上げ約882.6億円
今回は「ついにテスラの太陽電池・エネルギー貯蔵事業が売上原価を超える、売上げ約882.6億円」についてご紹介します。
関連ワード (Megapack、Powerwall、Tesla、イーロン・マスク、エネルギー貯蔵、バッテリー、太陽電池、決算発表等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Tesla(テスラ)は、電気自動車の販売を主な収益源としているが、最新の四半期業績報告書の中では、エネルギー貯蔵と太陽光発電事業の成長が確認できる。
テスラのCEOであるElon Musk(イーロン・マスク)氏によると、エネルギー貯蔵製品のために十分なチップを入手できれば、同部門への需要はさらに明るくなるという。
テスラは米国時間7月26日、太陽光発電、家庭・企業向け蓄電装置Powerwall(パワーウォール)、大規模蓄電装置Megapack(メガパック)の3つの主要製品を含む、発電・蓄電事業から8億100万ドル(約882億6000万円)の売上を発表したが、これは120億ドル(約1兆3200億円)近くある総売上のほんの一部に過ぎない。小さいながらも、この部門は蓄電や太陽光発電の販売を強化している。この部門の売上は前四半期比で62%増え、2020年の同四半期比では116%以上の伸びを示している。テスラは太陽光発電とエネルギー貯蔵の売上を分けていない。
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さらに重要なことは、太陽電池・エネルギー貯蔵事業の売上原価が7億8100万ドル(約860億5000万円)であったことだ。すなわちエネルギー貯蔵関連製品の生産・販売にかかる総コストが、初めて売上額を下回ったことを意味する。これは良いニュースだ。
当然のことながら、総設置量も増加している。テスラは、2021年第2四半期に、前年同期比205%増の1274メガワット時(MWh)のエネルギー貯蔵装置を設置した。また、2021年の第2四半期に設置された太陽光発電量の合計は85MWhで、2020年第2四半期から214%増加している。補足すると、テスラの太陽光発電とエネルギー貯蔵の総設置量は、2019年第2四半期と2020年第2四半期の数字を比較するとほぼ横ばいだった、これはパンデミックによってビジネスが全般的に停止したためと思われれる。
大事なのは売上の伸びだ。2019年、テスラは太陽光発電とエネルギー貯蔵事業からの売上を3億6900万ドル(約406億6000万円)と報告した。2020年第2四半期時点での売上は停滞し、同事業からの収益は3億7000万ドル(約407億7000万円)にとどまった。今回の四半期は、2019年と2020年の同じ四半期にテスラが達成した売上の倍以上の数字となった。
何が変わったのだろう?新型コロナウイルス以外にも、テスラはいくつかのMegapackプロジェクトが稼働し始めていることや、太陽光発電とPowerwall(パワーウォール)を組み合わせた製品の人気が高まっていることを指摘している(太陽光発電設備を設置せずにPowerwallを注文することはできなくなった)。またテスラのウェブサイトに掲載されている概算によると、Megapack1台の価格は税抜きで約120万ドル(約1億3000万円)だ。テスラによれば、いくつかの州では、最も早い納入が2023年になるという。
だが、テスラのエネルギー貯蔵事業は困難に直面している。マスク氏によると、Megapack、Powerwallともに需要が供給を上回っており、バックログが増えているのだ。世界的なチップ不足のため、その需要に応えることができないのだという。
テスラは、Powerwallに自動車と同じチップを使用しており、マスク氏は、供給が少ない間は自動車を優先すると表明している。
マスク氏は業績説明会で「この大幅な不足が解消されれば、Powerwallの生産を大幅に増やすことができます」と語っている。「来年には、Powerwallを年100万台のペースにできるチャンスがあると思います、おそらく週に2万台のペースということです。繰り返しますが、セルの供給や半導体に依存します【略】世界が持続可能なエネルギー生産に移行する中で、太陽光や風力が注目されていますが、その不安定さを考えると、安定した電気を供給するためにはバッテリーパックが必要なのです。そして、世界中の電力事業を見れば、膨大な量のバックアップバッテリーを必要としていることがわかります」。
マスク氏は、長期的には、テスラと他のサプライヤーが蓄電需要に対応するためには、合わせて年間1000〜2000GWhが必要になると述べている。マスク氏によると、同社はセルサプライヤーに2022年に供給量を2倍にするよう要請しているが、この目標はサプライチェーンの問題に左右されるとマスク氏は注意を促している。現在の同社の戦略は、セルの供給をオーバーシュートさせて、それをエネルギー貯蔵製品に振り向けるというものだが、チップが不足した場合と同様に、その場合でも自動車の生産が優先されるだろうとマスク氏は述べている。
バッテリーの話題は、開発中の4680バッテリーに集中していたが、マスク氏は、安価なLFP(リン酸鉄リチウムイオン)を一部の製品に利用したいというテスラの意図にも触れた。具体的には、すべての固定蓄電池を鉄系電池に移行し、ニッケル・マンガン・コバルト(NMC)バッテリーやニッケル・コバルト・アルミニウムバッテリーから撤退する可能性が高いということだ。
「おそらく3分の2が鉄、3分の1がニッケルになるのではないかと思います」とマスク氏はテスラの計画について語った。「実際これは良いことなのです、なにしろ世界には膨大な量の鉄がありますから。一方、ニッケルとコバルトは非常に少ないのです」。
ニッケル系として残る3分の1のバッテリーは、より長距離巡航型の電気自動車に使用される。また、その他のEVもすべてLFPバッテリーに移行するが、これは中国で生産している車両ではすでに行われている。
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画像クレジット:Bloomberg/Contributor/Getty Images
【原文】
Tesla’s primary source of revenue comes from the sale of its electric vehicles, but its latest quarterly earnings report showed growth in its energy storage and solar business.
The demand picture will get even sunnier for the division if the company can access enough chips for its energy storage products, according to Tesla CEO Elon Musk.
Tesla on Monday reported $801 million in revenue from its energy generation and storage business — which includes three main products: solar, its Powerwall storage device for homes and businesses, and its utility storage unit Megapack — but that’s just a sliver of the nearly $12 billion in total revenue. Small as it is, the division is selling more energy storage and solar. Revenue from this division grew 62% from the previous quarter and more than 116% from the same quarter in 2020. Tesla doesn’t separate solar and energy storage revenue.
More importantly, the cost of revenue for its solar and energy storage business was $781 million, meaning that for the first time the total cost of producing and distributing these energy storage products was lower than the revenue it generated. That’s good news.
As one might expect, total deployments also rose. Tesla installed 1,274 megawatt-hours of energy storage in the second quarter of 2021, a 205% increase from the same period last year. Similarly, the amount of solar energy deployed in the second quarter of this year was 85 MWh, up 214% from Q2 2020. As a side note: Tesla’s total solar and energy storage deployments were essentially flat when comparing Q2 2019 and Q2 2020 numbers, likely due to the pandemic’s general halting of business.
The important nugget is revenue growth. In 2019, Tesla reported $369 million in revenue from solar and storage. Revenue was stagnant in Q2 2020, with $370 million from that business. This quarter was more than double what Tesla brought in during the same quarters of 2019 and 2020.
What changed? Besides COVID-19, Tesla points to several Megapack projects coming online and growing popularity in its combined solar and Powerwall product. (Tesla no longer allows customers to order Powerwall without a solar installation.) According to a configurator on Tesla’s website, one Megapack is about $1.2 million before taxes. In some states, Tesla says the earliest deliveries will be in 2023.
Tesla’s energy storage business is facing headwinds, however. Musk said demand for both the Megapack and the Powerwall both exceed supply, and a backlog is growing. The company is unable to meet that demand because of the global chip shortage, he said.
Tesla uses the same chips in its Powerwall as it does in its vehicles, and Musk said vehicles are the priority while supply is low.
Musk said in the long term, Tesla and other suppliers would need to produce a combined 1,000 to 2,000 gigawatt-hours per year in order to keep up with energy storage demands. Musk said the company has asked its cell suppliers to double their supply in 2022, a goal that Musk caveated would be dependent on supply chain issues. The company’s current strategy is to overshoot cell supply and route it outward to its energy storage products, but as in the case of chip shortages, vehicle production would be prioritized, according to Musk.
Battery cell plans
While much of the battery cell discussion focused on its 4680 cell that is in development, Musk also touched on Tesla’s intentions to power some of its products with cheaper lithium-iron-phosphate (LFP) batteries. Specifically, he said there’s a good chance that all stationary storage could move to iron-based batteries and away from nickel-manganese-cobalt (NMC) and nickel-cobalt-aluminum batteries.
“I think probably will see a shift, my guess is probably to two-thirds iron, one-third nickel,” Musk said of Tesla’s plans. “And this is actually good because there’s quite a bit of iron in the world, an insane amount of iron. But there’s much less nickel and there’s way less cobalt.”
The one-third of batteries that will remain nickel-based will be used for its longer-range electric vehicles. All of its other EVs would also move to LFP batteries, which is already the case in its vehicles assembled in China.
(文:Rebecca Bellan、翻訳:sako)
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