Google Cloud、「デジタル資産チーム」立ち上げ–ブロックチェーンのエコシステム支える
今回は「Google Cloud、「デジタル資産チーム」立ち上げ–ブロックチェーンのエコシステム支える」についてご紹介します。
関連ワード (クラウド等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
ブロックチェーンの技術は世界中で大きなイノベーションを生み出し、顧客や企業に価値を創出している。Googleは、この新しい分野で顧客企業が取り組みを加速できるようにするとともに、今後のブロックチェーンエコシステムを支えていくことのできる新たなチームを立ち上げている。
同社は、これまでのブロックチェーン開発者や関連企業などとの取り組みに基づき、 Google Cloud内に専用の「Digital Assets Team」(デジタル資産チーム)を設けると発表した。「ブロックチェーンベースのプラットフォームで開発、取引し、価値を保存し、新製品を展開することに関する顧客のニーズをサポートする」という。Googleは、企業がスケーラブルでセキュア、かつサステナブルなインフラを構築できるよう支援したいとしている。
Google Cloudの金融サービス担当バイスプレジデントのYolande Piazza氏は、ブログ記事の中で、「インフラストラクチャープロバイダーとして、Google Cloudは、今日のブロックチェーン技術と分散型ネットワークの進化について、10~15年前のオープンソースやインターネットの台頭に似たものだととらえている」と述べている。
「インターネットの黎明期にオープンソース開発が重要な役割を果たしたように、ブロックチェーンは消費者と企業にイノベーションを生み出し、価値を創出している。この技術がますます主流になるにつれて、企業がビジネスを成長させ、ネットワークを支えるためのスケーラブルで安全なインフラストラクチャーが必要になるだろう」(Piazza氏)
Google Cloudの新しいデジタル資産チームは、デジタル資産とブロックチェーンエコシステムの企業を支える多数のイニシアチブに取り組む。ユーザーがシングルクリックでGoogle Cloudにブロックチェーンバリデーターを展開できるようにするほか、開発者やユーザーが業界で最もクリーンなクラウドでノードをホストできるようにするとしている。また、ビットコイン、イーサリアム、ポリゴン、ドージコインなどのブロックチェーン取引履歴を含む、複数の公開BigQuery データセットを「Google Cloud Marketplace」でホストするという。
またGoogleは、いずれGoogle Cloudの顧客が暗号資産(仮想通貨)を利用して決済したり、支払いを受けたりできるようにすることも検討している。これまでに、Dapper Labs、Hedera、Theta Labsといったブロックチェーン関連企業が、Google Cloudのサービスを利用し、スケーラビリティー、柔軟性、セキュリティを実現しているという。