日立パワーソリューションズ、風力発電設備向けのワンストップサービス提供へ
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日立パワーソリューションズは風力発電事業者向けに、ドローンと人工知能(AI)を活用したブレードの点検と保守計画立案、損傷/劣化箇所の補修を行うブレードトータルサービスを4月1日から提供する。
同サービスはLumadaソリューションの一つとして提供され、点検に伴う設備停止時間を従来比3分の1に短縮するという。また産業用ドローンの活用実績が豊富なセンシンロボティクスと共同開発した、ドローンとAIで高精度な点検を可能にするブレード点検システムを活用する。このシステムと日立パワーソリューションズが風力事業で培ってきた保守計画や補修に関する知見を組み合わせて、ブレードの適切な維持管理を行う。
さらに、同サービスは一般社団法人日本風力発電協会(JWPA)が定める「風力発電設備ブレード点検および補修ガイドライン」に準拠しており、同社が納入した設備に限らず、さまざまなメーカーの風力発電設備にサービスを提供することが可能。
ブレードトータルサービスでは、ブレード点検システムの機能により、風力発電設備ごとに自動でドローンの飛行ルートを設定し、1つのブレードに対して5方向から高精細に撮影する。撮影した膨大な画像データは、サイトや撮影方向別などに振り分けて管理するとともに、AIによる画像解析で損傷状態を評価する。
さらに、日立パワーソリューションズのサービスエンジニアが、過去の点検データとの比較から損傷の進展状況を確認し、最適な保守計画を立案する。その後損傷の判定結果や進展状況、補修履歴などを点検システムに蓄積・管理することで、保守計画の実効性を高める。