「GIF」生みの親、スティーブ・ウィルハイト氏が死去
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画像フォーマットGIFを開発したチームのリードエンジニアだったStephen Wilhite氏が米国時間3月14日に死去したと複数のメディアが報じた。74歳だった。
Wilhite氏とCompuServeの同僚たちは、1987年6月にGIF(グラフィックスインターチェンジフォーマット)を発表した。インターネットやソーシャルメディアの誕生以降、この短いアニメーションクリップは言葉に代わって反応や感情を表現するユビキタスな手段となっている。
Wilhite氏は、America Onlineのチーフアーキテクトでもあった。2013年には、優れたインターネットコンテンツを表彰するウェビー賞の生涯功労賞(Lifetime Achievement Award)を受賞した。
妻のKathaleenさんは、The Vergeの取材に対し、「彼は、何もかも自分独りの頭で考え、それから一心不乱にコンピューターでプログラミングするような人だった」と語っている。KathaleenさんがThe Vergeに語ったところによると、Wilhite氏は新型コロナウイルス感染症で亡くなったという。
輝かしいキャリアだが、オンラインの訃報ではWilhite氏を「常に大変謙虚で、親切で、善い人だった」としている。
オックスフォード英語辞典は、GIFという単語について2通りの発音を認めている。1つは「ソフトなG」(ジフ)、もう1つは「ハードなG」(ギフ)だ。しかし、Wilhite氏は2013年、The New York Timesに対し、これを「誤り」だと指摘した。
同氏は、「ソフトのGが正しく、jif(ジフ)と発音する」として、「議論の余地はない」と述べていた。