アクティオと大成建設、山岳トンネル工事の設備を監視する新システム
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総合建設機械レンタルのアクティオは大成建設と共同で、山岳トンネル工事において、トンネルの坑内外に設置されたカメラや各種測定機器の取得データや仮設備、施工機械の稼動状況をモニタリングするプラットフォーム「T-iMonitor Tunnel」を開発した。
同システムは、仮設備・施工機械の制御盤や電源などの電子機器(スイッチやセンサーなど)から出力されるアナログ情報をデジタル情報に変換し、インターネットに接続することで、全ての設備や機械の稼動状況を可視化する。
モニタリングした全てのデータは、クラウド上の一つのプラットフォームで表示される。これによりトラブル発生時の原因特定が迅速化し、工事のロスタイムを最小限にとどめられるとしている。
オプションとして、トンネル計測データや切羽観察記録、掘削施工サイクルタイムなどの施工管理データのほか、覆工コンクリートの打設状況を表示させることも可能。これらは現場ごとに必要なものを選択できる。
従来、山岳トンネル工事の現場では設備や機械の故障といったトラブルが発生すると、施工管理を行う職員が現場に直接足を運び、トラブルの状況を直接目で見て確認していた。
トラブルの原因は、1つの機械から発生することもあれば、他の設備と関連して複合的に引き起こされるものもあり、このような「足を使った」管理では、個々の仮設備や施工機械を全て確認する必要が生じていた。また、目で見ても設備の不具合を必ずしも定量的に確認できるわけではなく、経験の浅い職員ではトラブルの原因を技術的に特定できないといった問題点があったという。