アトモス、オンラインストアの不正対策になりすまし検知技術を導入
今回は「アトモス、オンラインストアの不正対策になりすまし検知技術を導入」についてご紹介します。
関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
スニーカーセレクトショップを手掛けるFoot Locker atmos Japan(アトモス)は、自社オンラインストアの不正対策として機械学習によるなりすまし検知技術を導入した。クレジットカードの不正利用などで起こる損失が大幅に削減されたという。技術を提供した米Forterが発表した。
Forterの不正対策ソリューションの特徴は、購入者の属性情報に加えてサイト内での行動情報を収集すること。独自開発による機械学習プラットホームのアルゴリズムを用いて、これらの情報を解析し、信用できる購入者であるかをリアルタイムで判定できるという。
アトモスでは、オンラインストアにおけるチャージバック(カード決済の不正損失)の発生が大きな課題になっているという。従来の対策は、不正行為を検知するルールを事前に手作業で設定していたが、検知をすり抜けられるなど、効果が不十分であった。また、「3Dセキュア(クレジットカードの本人認証サービス)」も導入したが、サイト訪問者に確認作業を求めることから、それを煩雑だと感じた訪問者が購買を中止してしまう課題もあった。
アトモスは、これらの課題解決のためForterの判定システムを導入した。Forterのシステムは、機械学習を用いて不正行為の検知精度を向上させていくことから、事前のルール設定が不要で、あいまいな検知(グレーゾーン)も無いため、運用の負担が小さいという。
これにより同社は、不正検知の完全自動化と3Dセキュアの置き換えを実施。クレジットカード決済の不正損失の削減とサイト訪問者の購入拡大により、収益向上を達成した。