プロジェクトで存在感を放つ–上司や同僚に一目置かれる4つの方法
今回は「プロジェクトで存在感を放つ–上司や同僚に一目置かれる4つの方法」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
職場で自分に関心を持ってもらうのは簡単ではない、とHarvard Business Reviewは指摘する。社会人になったばかりでリソースや人脈が限られている人の場合は、特に難しい。
大きな決定権を持つ人は往々にして、自分なりの信念や思い込みを持っており、過去にうまくいったこと(そしてうまくいかなかったこと)を参考にして仕事をする。
こうした現実があるため、若手社員は自分が見過ごされているように感じることがよくあり、オフィス勤務が以前よりも少なくなった組織では特にこの傾向が強い。ある調査では、多数の従業員が自分には決定を下す権限がなく、自分の役割には目的がないと感じていると回答した。そうした状況は最終的に、全員にとって悪い結果になる可能性がある。上司はデジタルトランスフォーメーションプロジェクトの急増が原因であまりにも多くのタスクを引き受けて、重圧にさらされており、一方で若手のスタッフは無視されていると感じるようになって、会社が停滞し始める。
では、ビジネスパーソン(仕事の世界の仕組みについて経験が浅い人も含む)が、自身の資質を証明して仕事で注目されるには、どうすればいいのだろうか。以下では4人のビジネスリーダーからの素晴らしいアドバイスを紹介する。
Merlin Entertainmentsの最高技術責任者(CTO)のLee Cowie氏は、自分の存在を印象づける最良の方法はイニシアチブを引き受けることだと述べた。
Cowie氏はテクノロジープロジェクトのグローバルプログラムを指揮しており、Merlinのさまざまなリゾート、ホテル、アトラクションで幅広いイニシアチブを遂行できる人材を必要としている。
「責任を引き受けることは絶対的に重要であり、それこそが本当に偉大な人とそうでない人の違いだと思う。問題を本当に真剣に受け止めて、自分のこととして考え、その責任を引き受ける人間が、何より重要だ」。Cowie氏はこのように述べた。
「彼らが途中で困難に直面して助けを求めても問題ない。私のところに来て、『このような問題を抱えていて、本当に行き詰まっている。解決を手伝ってほしい』と言ってくれる人の方が、『これは難しすぎる。次の人がこの問題に対応するのを待つつもりだ』と言う人よりずっといい」
Eurotunnelの製品および体験担当ディレクターのIan Rabagliati氏も、信頼できるチームメンバーが自ら進んでイニシアチブをとることを強く望むビジネスリーダーだ。
「リーダーの役割を担っていると、非常に多くのことや多種多様な課題に対処しなければならないため、何かを頼んだ相手がイニシアチブをとって成果を上げてくれることが、自分自身の成功にとって本当に重要だと思う」(Rabagliati氏)
ビジネスパーソンは、新しい責任を引き受けることで、自らの資質を証明し、より大規模なプロジェクトやチームを長期的に指揮する能力を示すことができるだろう。そのような能力を実証することは、上司を含むすべての人の助けになる、とRabagliati氏は述べた。