AI inside、JETROのDX促進事業に採択–タイでの業務自動化へ

今回は「AI inside、JETROのDX促進事業に採択–タイでの業務自動化へ」についてご紹介します。

関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 AI insideは、経済産業省と日本貿易振興機構(JETRO)による「日ASEANにおけるアジアDX促進事業(第三回)」において、同社の「タイにおける業務自動化に資するAI-OCRの開発・導入実証事業」が採択されたと発表した。

 この開発/導入実証事業では、AI-OCR(人工知能を活用した光学文字認識)によってあらゆる情報をデジタルデータ化するアプリケーション「DX Suite」の開発・事業化を推進し、セキュリティなど現地の法令・商慣習を踏まえたインフラを構築する。まずは定型帳票を対象に市場展開に向けた土台を作ることを目指し、次の段階として非定型帳票を対象に汎用性の高いAIモデルの開発を行い、さらなる業務自動化を行う。

 同事業により、労働集約的なデータ入力などの業務が自動化され、知識集約的な財・サービスへのシフトを促すことでデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に寄与する。またロボティックプロセスオートメーション(RPA)、統合基幹業務システム(ERP)、会計ソフト、電子カルテなどの業務ソフトとの連携、ASEAN地域複数国への展開、新たなAIサービスの提供など、日本発のAIソリューションの輸出に貢献することが期待される。

 DX Suiteは、AI inside独自開発の文字認識AIを搭載したAI-OCR「Intelligent OCR」と大量の帳票を同一フォーマットごとに仕分ける「Elastic Sorter」の機能を搭載したアプリケーション。

 Intelligent OCRは、従来のOCRでは読み取りが困難とされた手書き文字も高精度に読み取り、これまで人が手で入力を行っていたデータ化業務を自動化する。定型/非定型のフォーマットだけでなく全文読取や項目抽出、サーチャブルPDFに対応しており、さらにユーザーが自身の情報の取り扱いに関してAIによる学習可否を選択できるプライバシーコントロール機能も備えている。なお、日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・タイ語・ベトナム語の外国語モデルを搭載している。

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