三菱商事、社内問い合わせ対応にAI対話エンジンを導入–利便性向上を図る
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三菱商事は、深層学習と自然言語処理 (NLP) を活用した人工知能(AI)対話エンジン「BEDORE Conversation」を導入し、4月に運用を開始した。同エンジンを提供したPKSHA Workplaceのグループ会社であるPKSHA Technology(PKSHA)が発表した。
三菱商事では、日々発生している社内の問い合せ対応業務の負荷を軽減するため、既に人工知能を有するFAQ(よくある質問)検索エンジンを活用していた。しかし、回答精度に課題があり、ユーザ利便性の更なる向上を図るとともに効率的な運用を目指し、新たなサービスの検討を始めていた。
従来のエンジンに登録されていたFAQをBEDORE Conversationに取り込み、精度検証を行った結果、従来のエンジンよりも高い回答精度95%を実現した。また、「言語処理能力」「学習チューニングの運用性」「機能拡張性」といった評価項目においても、既存チャットボットや他社製品と比較してBEDORE Conversationに優位性があると判断され、採用したという。
同エンジンはPCやモバイル用のウェブサイト、「Microsoft Teams」アプリ上で展開されている。今後も、機能拡張性や発展性を活用し、継続してユーザ利便性の向上を進めていく。