Docker Desktop 4.12登場。ターミナル機能の統合、containerdによるイメージ管理、Dockerボリュームのバックアップなど新機能
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WindowsやMacなどのローカル環境に簡単にDockerコンテナを用いた開発環境を導入できるソフトウェア「Docker Desktop」の最新版「Docker Desktop 4.12」がリリースされました。
主な新機能の1つ目はターミナル機能の統合です。自動的にそのOSのユーザーのデフォルト設定を読み取って、設定されているターミナルをDocker Desktop内で起動します。ユーザーはDocker Desktopを離れることなく使い慣れたターミナルからコマンドラインでの操作が可能になります。
2つ目はDockerイメージの管理にcontainerdが使われるようになることです。まだ実験的実装の段階ですが、Dockerイメージの保存やプッシュ、プルといった管理にはDocker独自の実装であるグラフドライバーが用いられていました。
今回のDocker Desktop 4.12からは、このグラフドライバの代わりにcontainerdの機能であるSnapshotterが用いられ、containerdの機能を呼び出してイメージ管理が行われるようになります。
これによって他のcontainerdを用いた環境との整合性や互換性がより高くなると説明されています。
3つ目の主な新機能はDockerボリュームのバックアップ、クローン、リストアなどの操作がDocker Desktopから容易に実行できる「Docker Volumes Backup&Share」です。
さらに詳細な新機能やDocker Desktop 4.12のダウンロードはリリースノートのページを参照してください。