Google CloudのJavaランタイムにEclipse Temurin採用へ、GoogleがEclipse Adoptiumに参加を発表
今回は「Google CloudのJavaランタイムにEclipse Temurin採用へ、GoogleがEclipse Adoptiumに参加を発表」についてご紹介します。
関連ワード (展開、注目、開催等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Eclipse FoundationのAdoptiumワーキンググループは、Googleが同ワーキンググループに参加したことを発表しました。
Google has joined the Eclipse #Adoptium Working Group! Learn about their plans to make #EclipseTemurin available across GCP products and services in this session from @GoogleCloud Next: https://t.co/F6kj2NOLcr @cameronbalahan
— Eclipse Adoptium (@adoptium) October 14, 2022
Adoptiumワーキンググループは、無償のOpenJDKディストリビューションを提供していたプロジェクト「AdoptOpenJDK」がEclipse Foundationに合流してできたワーキンググループです。
Eclipseのワーキンググループになった後は、AdoptOpenJDKの後継となるOpenJDKのディストリビューション「Eclipse Temurin」をリリースしています。
Googleは10月12日から14日まで開催したイベント「Google Cloud Next ’22」でAdoptiumワーキンググループへの参加を発表。下記はそのときのスライドで、今後Google CloudのJavaランタイムとしてEclipse Temurinを採用すると説明しました。
大手クラウドベンダでは、AWSがAmazon Corretto、Microsoft AzureがMicrosoft Build of OpenJDKとそれぞれ独自のJavaディストリビューションを公開し、自社クラウドで採用しています。
Google Cloudはこれまでディストリビューションとして公開はしていないものの同社内でビルドしたJavaランタイムを採用していると見られていましたが、今回の発表でGoogle CloudではEclipse Temurinを採用することが明らかになりました。
これでAWS、Microsoft Azure、Google Cloud、そして当然ながらOracle JDKを採用しているOracle Cloudを含め、大手クラウドベンダはそれぞれ異なるJavaディストリビューションを基にサービスを展開することになります。
今後、さらに多くのシステムがクラウドで動くようになるとすれば、クラウドのシェアがJavaディストリビューションのシェアに直接結びついていくことになるでしょう。そうなったとき、Javaのエコシステムにおけるベンダーの影響力がいまとは違ったものになっていくかどうか、注目したいと思います。