三井住友海上、インターネット保険募集システムにFinatextの「Inspire」活用
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三井住友海上火災保険(三井住友海上)は、新たなインターネット保険募集システムとして、FinatextのSaaS型保険基幹システム「Inspire」を活用し、稼働を開始した。Finatextホールディングスが発表した。
三井住友海上は同募集システムを活用し、デジタルプラットフォームを提供する事業者と連携して保険商品の提供を開始している。同募集システムは、汎用的なSaaS型保険基幹システムであるInspireに三井住友海上独自の商品や業務要件に合わせたカスタマイズを加えたもの。多様な販売パートナーとのシステム連携を前提に設計され、パートナー横断的に共通化できる部分を特定し、共通化できない部分を可変部分として定義しているため、個別のニーズに対応しながら最短2週間で新たな販売パートナーを追加できる。
この募集システムを利用することで、三井住友海上は他の商品を搭載する場合も商品設計から最短3カ月で新しい保険商品をデジタルで募集できる。また、多様な販売パートナーとの迅速かつ柔軟な連携も可能となった。今後は、販売パートナーとのデータ連携による聴取項目の自動入力など、よりスムーズで利便性の高い顧客体験を提供できるシステムを目指す。
Finatextはこの募集システムの稼働開始に併せて、三井住友海上の企業向け総合賠償責任保険のシステムを構築した。企業向け総合賠償責任保険は、さまざまな事業者に対応した保険商品であるという特性上、複雑な商品設計が行われており、システム構築の難易度も高くなっている。Finatextはこの構築に際し、従来の保険システムとは異なるアプローチで設計された商品・契約管理データベースを有するInspireの特性を生かし、カスタマイズを加えることでシステムを完成させた。