ChatGPTに回答の参考文献を提示させるには
今回は「ChatGPTに回答の参考文献を提示させるには」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「ChatGPT」に対する大きな不満の1つとして挙げられているのが、ChatGPTが示した情報の信ぴょう性や正確さが確認できないことだ。これは、ChatGPTが回答で使用した情報の出典や脚注、その情報を得たサイトへのリンクを提供していないからだ。
しかし、そうした情報を得るのが絶対に不可能だというわけではない。
適切な指示の仕方さえ知っていれば、ChatGPTに情報源を示させることはできる。以下ではその方法を説明しよう。
まず、ChatGPTに出典や引用元が必要な質問をする必要がある。筆者は、ChatGPTに対しては、長めの回答が必要になるような質問をした方が良いことに気付いた。その方が、ChatGPTがより多くの情報を扱うことになるためだ。
ただし、ChatGPTは2021年以降の情報は一切提供できず、インターネット以前の情報(例えば、ロナルド・レーガン大統領時代に関する論文についての質問)については、利用できる情報源が非常に少ないことを念頭に置いておく必要がある。
ここでは、1つの例として、筆者が大学院時代に取り組んでいたテーマについて尋ねるプロンプトを入力した。
ここからは、ちょっとしたプロンプトエンジニアリングの出番だ。手始めとして、次のようなクエリーから始めるといいだろう。
このような質問には、オフラインの情報源や書籍、論文などが示されることが多い。オフラインの情報源の問題は、その信ぴょう性を簡単に確認できないことだ。しかしこれはスタート地点にはなる。さらに良いクエリーは次のようなものだ。
このクエリーは、ChatGPTに対して情報源へのクリック可能なリンクを提供するよう指示するものだ。このクエリーを修正して、情報源の数を指定することもできるが、その結果どれだけ情報源が得られるかは場合によって異なる。
次のステップでは、これらの情報をどう利用できるかについて考えてみる。