Slackの情報集約機能「Slack canvas」が正式公開

今回は「Slackの情報集約機能「Slack canvas」が正式公開」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 Slackは米国時間4月25日、「Slack canvas」の正式な提供を開始した。これは、従業員が特定のプロジェクトや目的のために、必要な情報を集約するためのより有意義な方法だ。

 2022年9月に発表されていた同機能により、チームはメッセージやアプリ、リッチメディア、ワークフローといったさまざまな情報源にもとづくあらゆる情報を取得/整理/共有するための場(canvas)を生成できるようになる。ここにはファイルを直接アップロードしたり、「Dropbox」や「Googleドライブ」などの他のプラットフォームへのリンクを直接埋め込んだりできる。

 またそれぞれのcanvasでは、アクションアイテムを追跡したり、会議メモを作成したり、主な関係者をその責任とともにまとめたりできる。

 canvasはプロジェクトや目的を支援するために利用できる。例えば、新入社員のオンボーディング、すなわちチームメンバーや人事部門のソーシャルメディア上でのハンドルや写真を含む、従業員の役割に応じたディレクトリーの管理などだ。この場合、それぞれのcanvasには新入社員を歓迎するための動画や、入社後の1週間で作成すべき書類や実行すべき作業のチェックリスト、その社員の役割に関係する会社のポリシーへのリンクといったものを含めることができる。

 canvas内には、プロセスやワークフローを自動化して埋め込むこともできるため、社用携帯電話の支給を求めるボタンといった、職場固有の作業タスクを生成できる。

 canvasは、Slack内のどのようなチャンネルや会話にもタグ付け可能なため、情報を1カ所にまとめておき、参照しやすくできる。

 Slackの製品担当シニアバイスプレジデントであるAli Rayl氏は、プロジェクトの完了後や、チームメンバーが退職した後であっても、適切な情報が集積された状態でアクセスできる「永続的な保管場所」がcanvasによって実現されると述べた。

 そして同氏は、Slackで既に実現されているリアルタイムのコラボレーションがcanvasによって強化され、同プラットフォーム内での共同作業がより有意義かつ生産的なものになると付け加えた。また、ハドルからcanvasを用いることもできる。ハドルは、チームメンバーがリアルタイムで議論してレポートを編集できるようにするSlackのビデオ会議機能だ。

 Rayl氏はローンチに先立つ米ZDNetとのビデオインタビューで、canvasによって知識の取得と集約に向けたユーザーフレンドリーな機能を提供できると述べていた。

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