シャノン、サードパーティークッキーに依存しないダイナミック広告の提供を可能に
今回は「シャノン、サードパーティークッキーに依存しないダイナミック広告の提供を可能に」についてご紹介します。
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シャノンは、広告プラットフォーム「SHANONアドクラウド」に、共通IDソリューション「IM Universal Identifier」(IM-UID)を導入した。これにより、サードパーティークッキーに依存しないダイナミックリターゲティング広告の提供が可能になるという。IM-UIDを提供したインティメート・マージャーが7月14日に発表した。
SHANONアドクラウドは、マーケティングオートメーション(MA)と組み合わせることで、新規ユーザーの開拓や再販促進など、ワンストップマーケティングを支援する。従来は、サードパーティークッキーを活用し、ユーザーに最適なダイナミック広告を配信していた。
しかし、iOS 14以降、サードパーティークッキーの取得が規制され、2023年にはGoogleのChromeブラウザーにおいても廃止が決定。多くのダイナミックリターゲティング広告がサードパーティークッキーに依存していたため、電子商取引(EC)や求人、旅行、不動産など、サイトの閲覧状況に応じた広告を扱う広告主にとって大きな打撃を受けた。
インティメート・マージャーはこのような課題を解決するため、サードパーティークッキーに依存せず、個人情報に抵触しないデータマッチング処理でユーザーを識別する共通IDソリューションとしてIM-UIDを開発。
さらに、シャノンが培ってきた、ダイナミックリターゲティングの最適化エンジンや広告配信マネジメントなど、広告アプローチのノウハウを組み合わせることで、サードパーティークッキーに依存しない「クッキーレス型のダイナミックリターゲティング広告」の提供が可能になった。
これにより、利用制限があったモバイル環境においてもプライバシーに配慮しながら、自社サイトの商材や内容を踏まえた最適な広告を自動配信できるという。