モリサワ、オンライン決済基盤の活用でサブスクサービスの開発リードタイムを短縮

今回は「モリサワ、オンライン決済基盤の活用でサブスクサービスの開発リードタイムを短縮」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 フォントメーカーのモリサワは、Stripeのオンライン決済基盤を活用することで、サブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」の開発リードタイムを4分の1に短縮した。また、経理部門の運用負荷を大きく削減しているという。ストライプジャパンが5月16日に発表した。

 Morisawa Fontsはクラウド型のフォントサービスとして2022年10月に提供が開始された。1500以上の書体を、1アカウント当たり2台までのPCで利用できる。

 同サービスの開発工程では、決済機能として銀行振込に対応できることが条件となっていた。決済機能の実装についてStripeの技術者とモリサワの開発者が直接やりとりしたり、逐一挙動を確認したりすることで、2カ月かかると予想されていた開発期間が2週間で完了した。

 さらに、Stripeのソリューションによって経理担当者の手作業による消し込み作業が自動化され、債権管理の負荷も軽減された。請求額より多く振り込まれた場合やモリサワの別口座に入金された場合などの不規則な事態にも迅速に対応できるようになり、詳細なレポートも財務管理の助けになっているという。クレジットカード情報を入力する画面デザインを柔軟にカスタマイズできる点も評価されている。

 StripeがグローバルなサービスでAPIが公開されている点、サインアップするだけでテスト環境が使える点、分からないことをコミュニティーに質問できる点、APIキーを差し替えるだけで本番環境に移行できる点なども採用のポイントになった。このことが開発のリードタイムを迅速化し、他社のサービスとの差になったという。

 米ドルをはじめとした各国通貨での決済や国際ブランドのクレジットカードが利用できることも、今後のグローバル展開を見据えると大きなメリットとなっているとした。

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