協和キリン海外子会社がERP基盤を構築、アバナードが支援

今回は「協和キリン海外子会社がERP基盤を構築、アバナードが支援」についてご紹介します。

関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 アバナードは、協和キリンのアジア太平洋、北米、欧州・中東・アフリカ(EMEA)などの海外子会社におけるERP基盤の整備とそれに伴う運用保守の支援を進めていると発表した。

 協和キリンは、各子会社に導入するERPに「Microsoft Dynamics 365 FO(Finance and Operations)」を選定し、アバナードを構築パートナーとした。Microsoft Dynamics 365について協和キリンは、クラウドに移行できる点や、自社のビジネス規模に合ったコストとユーザービリティの高さを評価して採用に至った。

 今回の取り組みにより協和キリンは、グローバルでのシステム、業務の標準化と、システム投資の最適化が実現した。また、プラットフォームが統一されたことで、国内本社で業務プロセスをコントロールできるようになった。

 この取り組みの以前は、各地域がそれぞれ課題を抱え、アジア太平洋地域ではシンガポールでのの地域統括会社設立に伴う地域全体の統合管理、北米では欧州販売会社販社の仕組みを借りた運用形態の刷新、EMEAでは分断していたITシステムの統合が課題になっていた。また、ERP導入および基盤整備にはリモートで海外の複数の構築プロジェクトを並行して進め、オンサイトで構築体制を組む必要もあった。

 協和キリンは。ERP導入を2019年6月のアジア太平洋地区から順次開始していったが、EMEAは既存ERPからのリプレースが必要で、「カスタマイズを最小限にするという前提のもと、旧システムで実現していた機能を新システムにも反映したい」という現地の要望があった。これに対してアバナードは、モックアップを作り、担当者に体験、評価してもらうアジャイル的なアプローチで仕様を固めていったという。

 協和キリンは、日本のERP基盤の統合とグローバル全体でのサプライチェーンの最適化を今後の課題としており、データ活用基盤についてもグローバル全体で一元化を図りたいとしている。

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