GitHub、移行ツール「GitHub Enterprise Importer」を一般提供
今回は「GitHub、移行ツール「GitHub Enterprise Importer」を一般提供」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
GitHubは米国時間6月12日、セルフサービスの移行ツール「GitHub Enterprise Importer(GEI)」を一般提供した。「GitHub Enterprise Cloud」やGitHub.comへの移行を高い忠実度で可能にする。
GitHub Enterprise Importerはコードに加えて、プルリクエスト、レビュー、コメントといった履歴の移行も可能にする。コードの履歴だけでなく、その履歴の背後にある「理由」を理解する必要がある場合には大きな違いをもたらすとGitHubは述べる。
「GitHub Enterprise Server」「Azure DevOps」「Bitbucket Data Center」「Bitbucket Server」からGitHub Enterprise CloudやGitHub.comへの移行が可能。GitHub.comの既存ユーザーがEnterprise Managed Users(EMU)を適用する場合にも使用できる。
移行はコマンドラインインターフェース(CLI)から実行可能。平均的なリポジトリーの移行にかかる時間は70秒で、CLIには一括で移行するためのツールも用意されている。移行の完了時、移行できなかったデータを示す警告などのステータスを報告する。CLIだけでなく、より高度な自動化のためのAPIも提供しており、さらなる制御を可能にする。
移行を成功させるにはツールに加えて計画や準備も重要との理由から、GitHubへの移行を計画する方法についてのガイドも新たに公開されている。移行パスがGitHub Enterprise Importerでサポートされていない場合でも、これらのドキュメントでは、必要なことが順を追って説明されているという。
GitHubは、複雑な移行を計画している企業向けに「GitHub Actions Importer」や「Expert Services」といったツールやサービスをこれまでも提供し、他のプラットフォームからGitHubに移行することで「GitHub Actions」「GitHub Codespaces」といった機能の利用を迅速に開始できるよう支援していると説明する。
GitHub Enterprise Importerを一般提供前に利用したユーザーは2000を上回り、40万以上のリポジトリーがGitHub Enterprise Cloudに移行されたという。