DockerがMutagenの買収を発表、ローカルとリモートのコンテナ環境をリアルタイムにファイル同期
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Docker社は高速なファイル同期機能やネットワーク転送機能を提供するMutagen IO, Inc.の買収を発表しました。
We are thrilled to announce Docker's acquisition of @mutagen_io, the groundbreaking open-source software that maximizes file synchronization and networking technologies. Get ready for a new era of development possibilities on Docker Desktop! #remotedevhttps://t.co/ppYE4YoKMJ pic.twitter.com/xYbkB8cDsI
— Docker (@Docker) June 27, 2023
Mutagenはローカル環境とリモート環境のディレクトリおよびファイルをリアルタイムに同期する機能と、ネットワークリクエストの転送機能を提供するオープンソースのツールです。クロスプラットフォーム対応であり、Docker環境を含むさまざまなデスクトップ環境、サーバ環境に対応します。
Docker Desktopを用いた開発環境の課題の1つは、Docker Desktop環境で開発対象としているファイル群の内容をホストマシンやリモートサーバへ反映させるのに時間がかかることでした。
Mutagenはほぼリアルタイムでローカルとリモートの間で高速にファイルを同期する機能によってこの課題を解決するものです。
例えばクラウド上のコンテナ環境とローカルPCのDocker Desktopの環境を同期させることで、クラウド上のコンテナを基盤とした開発環境を容易に構築できるようになります。
すでにMutagenの拡張機能はDocker Extensions Marketplaceで入手できるようになっています。
買収後もMutagenはオープンソースとして開発が継続される他、有償で提供されてきたMutagen Proもそのまま継続されるとのことです。