AIプロンプトエンジニアに必要な6つのスキルとは
今回は「AIプロンプトエンジニアに必要な6つのスキルとは」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
プロンプトエンジニアリングは魅力的な仕事であり、プロの人工知能(AI)プロンプトエンジニアの求人の中には、年収が17万5000ドル~33万5000ドル(約2500万~4800万円)というものもある。しかし、誘導尋問ができるだけでは、優れたAIプロンプトエンジニアにはなれない。このキャリアパスで成功するためには、AIやプログラミング言語、問題解決、芸術などの専門分野の能力を併せ持っている必要がある。
プロンプトエンジニアリングは、基本的に、生成AIツールとのインタラクション(相互作用)を生み出す仕事だ。「ChatGPT」を見れば分かるように、AIとのインタラクションには対話形式を取るものもあるが、もっとプログラミング寄りで、現代のAPIの呼び出しに近い、コードの中に組み込まれたプロンプトの形を取る場合もある。単なるAPIの呼び出しと違うところは、ライブラリーのルーチンを呼び出すのではなく、ライブラリーのルーチンを使って、非常に大規模な言語モデルとの対話を行う点だ。
プロンプトエンジニアの仕事を見つけるために役立つスキルについて話す前に、プロンプトエンジニアとして成功するために必要な、ある資質について話しておこう。それは積極的に学ぶ意欲だ。AIは何十年も前から使われているが、生成AIに関するスキルの需要が急激に高まったのは最近のことにすぎない。この分野は非常に変化が速く、常に新たなブレークスルーや、製品や、テクニックや、アプローチが登場している。
それに後れを取らないためには、単に学ぶ意欲があるだけでは十分ではない。思いつく限りのあらゆることを貪欲に学び、新しい情報を探し求め、研究し、吸収する必要がある。十分なペースで学び続けることができなければ、このキャリアで成長していくことはできない。
では、ここからは、AIプロンプトエンジニアになるために磨くべき6つのスキルを紹介しよう。
最初にとりかかるべきは、AI、機械学習、自然言語処理の実際の仕組みについての理解を深めることだろう。大規模言語モデルとのインタラクションを行うのであれば、この「化け物」の正体を理解し、どのような種類の言語モデルが存在するのかを知り、それぞれの言語モデルは何が得意で、どんな分野を苦手としているかを把握しておくべきだ。
必ずしも自分で大規模言語モデルを構築できるような計算機科学者にまでなる必要はないが、自分のキャリアの中心に据えようとするツールの中身や機能については、十分に理解しておく必要がある。重要なのは、ありとあらゆる手段を使って学ぶことであり、これには従来型のコースを受講することや、多くの記事や技術論文を読むこと、カンファレンスに出席すること、自分自身で実験してみることなどが含まれる。
例えば、米ZDNETのSabrina Ortiz記者が書いた記事では、必ずチェックしておくべきリソースを紹介している。開発プロジェクトでChatGPTを利用する人向けの、9つのパートで構成されているオンライン授業だ。このコースのスポンサーは、ChatGPTを作ったOpenAIとAI関連のオンライン教育プログラムを提供しているDeepLearning.aiで、これらの企業の創業者であるAndrew Ng氏は、スタンフォード大学で教鞭を執っており、大手オンライン学習サイトであるCourseraの共同創業者でもある。筆者はこのコースを受講しているが、読者にもぜひ受講することをお勧めする。