MS、「OneDrive」にオフラインモードを追加–12月に一般提供開始
今回は「MS、「OneDrive」にオフラインモードを追加–12月に一般提供開始」についてご紹介します。
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Microsoftは米国時間9月11日、「Microsoft 365」のロードマップを更新し、「OneDrive」の大幅なアップデート計画を発表した。このアップデートにより、「オフラインモード」という機能が追加され、全てのファイルをオフラインで操作できるようになるという。
同機能は11月にプレビュー版が提供され、12月に一般提供が開始されるという。オフラインモードにより、オフライン時にはブラウザー経由でファイルにアクセスし、オンラインになった際にそれらの変更が同期されるようになる。
Microsoftは今回のロードマップに「この機能によって、インターネットアクセスがない状態でもブラウザー内でOneDriveを立ち上げてファイルの閲覧や並べ替え、名前の変更、移動、コピー、削除ができるようになる。さらに、ローカル環境に保存されているOneDriveファイル(『常にオフラインでの利用が可能』と設定されたファイル)は、オフライン時でもブラウザー内で開き、作業できるようになる。オフライン時に実行した全ての変更はインターネットに接続した際に自動的に同期される」と記している。
現在のところ、OneDriveのオフライン機能には制限がある。つまりインターネットアクセスがなければ、ブラウザー経由でOneDriveのオンラインストレージにサインインしたり、ファイルを操作することはできない。「Windows」上でOneDriveのファイルを取得することはできるが、取得できるファイルは「このデバイス上に常に保持する」というオプションを設定している場合のみだ。このため、オフライン時にファイルを使用、管理しやすくする方法が提供されれば、インターネット接続のないリモート環境で仕事をする必要のあるユーザーにとって役立つものとなるだろう。
OneDriveは仕事を縁の下で支えるツールの1つであるため、常に注目を浴びたり、話題に上るものではない。Microsoftも同プラットフォームに対する大々的な機能拡張を実施してきておらず、折を見てちょっとしたアップデートをリリースするにとどまっている。しかし今回のロードマップを見ると、待ちに待ったOneDriveの機能拡張に踏み切ってくれるようだ。
同社は9月5日に、「Microsoft OneDrive: The Future of File Management is Here」(Microsoft OneDrive:ファイル管理の未来がここに)と銘打たれたオンラインイベントを10月3日東部標準時午後1時に開催すると発表している。このイベントでは、OneDriveの新機能に焦点が当てられるとともに、ファイルの新たな検索/共有/クエリーに人工知能(AI)がどのように活用されるのかが「先行紹介」されるという。