[速報]Oracle Database 23cが正式リリース。JavaScriptストアドプロシージャ、DBに自然言語で問い合わせなど新機能。Oracle CloudWorld 2023開幕

今回は「[速報]Oracle Database 23cが正式リリース。JavaScriptストアドプロシージャ、DBに自然言語で問い合わせなど新機能。Oracle CloudWorld 2023開幕」についてご紹介します。

関連ワード (空間、複雑、詐欺等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


オラクルの年次イベント「Oracle CloudWorld 2023」が米ラスベガスで開幕し、同社CEOのサフラ・キャッツ(Safra Catz)氏、会長兼CTOのラリー・エリソン(Larry Ellison)氏の基調講演が行われました。

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Oracle Database 23cが正式リリース

Oracle CloudWorld 2023に合わせてOracle Database 23cの正式リリースが発表されました。

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Oracle Database 23cは、昨年のOracle CloudWorld 2022でベータ版が発表され、今年4月には開発者向けの無償版「Oracle Database 23c Free」の提供が開始されています。

  • [速報]Oracle Database 23cベータ版登場。JSONオブジェクトビュー、マイクロサービス対応のトランザクション機能など。Oracle CloudWorld 2022
  • オラクル、次期Oracleデータベースの開発者向け無償版「Oracle Database 23c Free – Developer Release」提供開始。JavaScriptストアドプロシージャなど

オラクルは2017年に発表したOracle Database 18cから、データベースのバージョンを西暦に合わせています。そのため、今回正式版となったOracle Database 23cの23は、2023年を意味しています。

JSONとリレーショナルの集約など新機能

オラクルはOLTPやOLAP、JSONデータベース、グラフ型データベースなどの複数のデータベース機能をOracle Databaseへ集約する方針で開発を進めています。

Oracle Database 23cも、そうした方針によってさまざまな機能が集約されました。主な新機能は以下となります。

JSON Relational Duality(JSONとリレーショナルの二面性)
アプリケーションからは、データベースに対してリレーショナルモデルとしてもJSONモデルとしても、どちらの方法でもアクセスでき、トランザクション処理によるデータの一貫性を維持したままで書き込み、変更などが可能。

JavaScriptストアド・プロシージャ
JavaScriptでストアドプロシージャが記述、実行できるため、既存のjavaScriptコードによるビジネスロジックをデータ層で再利用することも可能。また、JavaScriptのプログラミングに慣れている開発者のスキルをデータベースで活かすことができるようになる。

JSONスキーマ
データベース側で業界標準のJSONスキーマを使用し、JSONドキュメントの構造を検証し保証するため、開発者はJSONデータ形式を安心して使用できるようになる。

Property Graph機能
Property Graph機能はOracle Databaseで空間およびグラフ分析機能を提供。リアルタイムでグラフ分析が可能になり、詐欺の検出やソーシャルグラフの分析などが可能になる。

データベースに自然言語で問い合わせ可能に

また、ChatGPTのような大規模言語モデルを利用してOracle Databaseに対して自然言語のチャットで問い合わせができるような機能も導入予定だと説明されています。下記は「Oracle Database 23c: The Next Long Term Support Release」からの引用です。

You can now “chat” in natural language with your Oracle Database (or via APIs) to get it to answer complex queries using the context of your data. Over the coming months, we plan to extend this AI capability to allow you to generate code for all aspects of the database and development tools.

Oracle Databaseに対して自然言語で「チャット」して(または API を介して)、データのコンテキストを使用した複雑な問い合わせに回答させることができます。今後数ヶ月のうちに、このAI機能を拡張し、データベースや開発ツールのあらゆる側面に対してコードを生成できるようにする予定です。

また、データベース内にAIベクトル検索のサポートを追加することも示されました。すでにOracle Database 19cでベクトルの格納とクエリは可能でしたが、Oracle Database 23cではネイティブのベクトルデータ型を追加し、クエリ性能を大幅に強化するとされています。

そのほか多くの新機能がOracle Database 23cには追加されています。詳しくは「Oracle Database 23c: The Next Long Term Support Release」をご覧ください。

本日(日本時間9月20日)未明および朝に行われたCEOのサフラ・キャッツ(Safra Catz)氏、会長兼CEOのラリー・エリソン氏の基調講演がYouTubeで公開されています。

(エリソン氏の講演の1時間8分のところで、野村総合研究所がOracle Cloud Dedicated Regionを使って東証を運用していると言及していますが、これは誤った説明だったとオラクルから連絡がありました)

東証は独自にシステムを運用しています。

  • 東証がSREによるレジリエンス向上に挑む理由。過去のシステム障害から何を学んだのか?(前編) ソフトウェア品質シンポジウム2022

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