AIスタートアップのCohere、「NetSuite」でグローバルなAI需要の拡大に対応
今回は「AIスタートアップのCohere、「NetSuite」でグローバルなAI需要の拡大に対応」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Oracleは米国時間10月17日、カナダに拠点を置くAIスタートアップのCohereがクラウドERP「Oracle NetSuite」を採用したと発表した。
Cohereは2019年に創業の企業で、情報の探索、生成、検索、分析を支援するAI技術を提供している。4億ドル以上の資金を調達しており、トロント、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドンに200人以上の従業員を抱える事業規模に成長。そこで、財務システムを強化し、手動プロセスへの依存度を下げる必要があった。
同社は事業が拡大する中、NetSuiteの導入によって業務効率を高め、より多くの情報に基づいた意思決定を目指している。「NetSuite Revenue Recognition」により、収益管理プロセスの自動化と決算の早期化を狙うとともに、「NetSuite OneWorld」を用いてリアルタイムの通貨換算や財務報告の統合を進める。これにより、会計や税金といった現地の規制要件への準拠を強化する。
Cohereの社長 兼 最高執行責任者(COO)であるMartin Kon氏は「当社のビジネスは極めて急速に成長しており、NetSuiteは煩雑になっていた手動の財務報告システムに比べて、大きな効率化をもたらしている。われわれは、NetSuiteの顧客であるとともに、テクノロジーパートナーとしても顧客がAIによる生産性の向上を享受できるよう支援できることを楽しみにしている」
なお、Oracleは6月、Cohereと連携することで、全世界の組織向けに強力な生成AIサービスを開発する計画を発表している。
(取材協力:日本オラクル)