NEC、「AWS Outposts」を導入–共創活用向けは国内初
今回は「NEC、「AWS Outposts」を導入–共創活用向けは国内初」についてご紹介します。
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NECは7月7日、Amazon Web Services(AWS)のオンプレミス向けサーバー機「AWS Outposts」を、NECの共創施設「NEC CONNECT 5G Lab」に導入したと発表した。5Gなどの高速通信インフラと組み合わせたエッジコンピューティングなどに活用する。
AWS Outpostsは、AWSのIaaS基盤の環境をオンプレミスでも利用できるようにパッケージ化した製品で、2018年に発表された。NEC CONNECT 5G Labは、5Gなどの高速通信を活用したシステム実装までをパートナーとともに支援する共創型施設として、2022年に同社の玉川事業所(神奈川県川崎市)に開設された。NECによれば、共創型施設へのAWS Outpostsの導入は国内初という。
NECは、既にAWS Outposts上でアプトポッドが提供する産業用IoTミドルウェア「intdash」の動作検証を実施しており、低遅延によるプログラム処理を生かしたリアルタイム性の高いIoT機器の遠隔操作ができることを確認しているとする。
同社は、5Gなどの高速通信インフラとAWS Outpostsを組み合わせて、低遅延、リアルタイム性が要求されるロボットの制御やリアルタイム分析アプリケーションなどを実証できるとした。さらに、クラウドとエッジのハイブリッド環境を用いて通信要件に応じたアプリケーションを適切に分散配置することにより、幅広い要件に対応する処理や、利用者のデータを施設外に出すことなく低遅延の処理結果を得るといった利用が実現すると説明している。
なお、6月に開催されたネットワーク技術のイベント「Interop Tokyo 2023」では、会場のネットワーク環境を運用するNOCにおいて、AWS Outpostsを組み込んだローカル5Gシステムの稼働展示も行われている。