セブン銀行、約1700人のアクセス権限管理にSailPointのID管理クラウドを導入
今回は「セブン銀行、約1700人のアクセス権限管理にSailPointのID管理クラウドを導入」についてご紹介します。
関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
ID管理のクラウドサービスを手掛けるSailPointテクノロジーズジャパンは、セブン銀行が約1700人の従業員のアクセス権限管理のために「SailPoint Identity Security Cloud」を導入したと発表した。
SailPointによると、セブン銀行は、社内システムにアクセスするため多数のアイデンティティーを手動で管理していた。各利用者が個別にシステムIDを管理し、人事異動の時にシステムIDの登録や削除、権限設定に時間と工数を要しているなど課題を抱えていた。今後はSaaSの積極的な利用を推進する方針で、自社開発システムだけでなく外部SaaSシステムの採用機会が増えている中、統一されたアイデンティティー統治の整備し、将来的に一貫したアイデンティティー管理の仕組みが必要になったという。
SailPointは、同行が複数企業の製品やサービスを比較検討した結果、SailPoint Identity Security Cloudの先進的なアイデンティティー統治管理機能の先進性が評価されて採用されたと説明している。
これによって同行は、SaaS活用による業務の効率化と高度化が期待され、社内運用コストの低減と簡素化、人的運営でのミスの排除、タイムリーなシステム変更と適切なアクセス権限付与による総合的なセキュリティ対策実現への一要素となることを見込んでいるとする。SailPoint Identity Security Cloudは、2023年7月に全社で本格稼働して運用が開始され、現在は同行の従業員や契約社員、常駐社員、子会社社員などのIDが管理されている。
同行 コーポレート・トランスフォーメーション部 コーポレートITデザイン室の責任者は、SailPointの発表の中で、「SailPoint Identity Security Cloudの導入は、社内システムDX主要施策で、将来的にはアイデンティティー管理にかかる運用コスト、時間と工数の半減を見込んでいる。既にシステムを手動で管理していた時に比べ、アイデンティティー管理に関わる業務量を削減できていることを実感している。今後は、組織マスターからロール付与をできるようにすること、シングルサインオン連携の対応製品を増やすこと、現在のリスク管理手法に基づいたアイデンティティー統治ルールを見直す必要がある。引き続き成果を測定し、自社のシステム設計や効率化を踏まえた上で、SailPointの協力を得ながら、社内システムDXを安全かつ効率的に加速できる環境を構築したい」とコメントを寄せている。