NTTソルマーレ、電子書籍配信サービスのDWHに「MySQL HeatWave」を導入

今回は「NTTソルマーレ、電子書籍配信サービスのDWHに「MySQL HeatWave」を導入」についてご紹介します。

関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 NTTソルマーレは、同社が運営するの電子書籍配信サービス「コミックシーモア」のデータウェアハウス基盤で、Oracleの高性能インメモリークエリーアクセラレーターサービス「Oracle MySQL HeatWave Database Service」を導入した。日本オラクルが発表した。

 コミックシーモアは、月間利用者数3500万人以上の国内最大級の電子書籍配信サービス。取り扱い冊数は121万冊以上となっている。NTTソルマーレは、今回の導入でサービス基盤とデータ分析基盤のリアルタイムなデータ同期が可能になり、最新データのリアルタイム分析ができるようになった。

 また、MySQL HeatWave Database Serviceと複数のクラウドサービスを分析用途に応じて使い分け、最適なサービスを組み合わせたマルチクラウド構成にすることにより、コスト最適化も図れているという。さらに、MySQL HeatWave Database Serviceをデータ分析基盤としてだけでなく、MySQLで実行していたバッチ処理にも活用し、処理時間を最大で2700分の1に短縮しているという。

 MySQL HeatWave Database Serviceは、「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)上で提供され、MySQLからETL(データの抽出・変換・出力)ツール不要でリアルタイムにデータ同期を可能にする。クエリーの処理量に依存しない定額制サービスであるため、データ分析基盤にかかるコスト削減に貢献する。

 これについてNTTソルマーレでは、「最新データを用いた分析を行うのに、通常のMySQLでは考えられない速度で処理結果を返すため、処理待機時間が短縮された」と評価している。ビジネス分析(BI)ツールなど、MySQLに対応したツールがMySQL HeatWave Database Serviceでもそのまま活用できるため、運用管理者とユーザーの双方の利便性を維持しながら、さまざまな分析データをさらなるサービスの向上につなげられているという。

 NTTソルマーレは、今後MySQL内にあるデータと外部データを組み合わせて分析可能にするために、オブジェクトストレージ上にあるデータを簡単かつ高速にロードできる「MySQL HeatWave Lakehouse」の活用も検討している。

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