製造業のDX、課題は予算不足–人材不足が課題も90%に
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製造向けに調達関連サービスを手掛けるキャディは、「2024年度に向けた製造業のDXにおける投資予算や課題などの実態に関するアンケート調査」の結果を発表した。DXでは予算不足が大きな課題に挙げられ、人材不足に起因する課題も山積している状況が判明した。
調査は、11月14~15日に食品・繊維・化学を除く製造企業で勤務する人を対象にインターネットでアンケートを行い、918人から回答を得た。
それによると、回答者の90%は人材が不足していると回答し、購買・調達の従事者では全員が人材不足だとした。人材不足に起因する課題のトップは、回答者全体では「熟練労働者の不足による品質管理の問題」の43%、購買・調達の従事者では「経験豊富な高齢者の退職による専門知識の喪失」と「人手不足を補うための残業代の増加」(ともに49%)だった。
2024年度のDX投資関連予算では、65%が「変わらない」とし、28%は「増加する」とした。DX推進時の課題の上位には、「予算の制約」(43%)、「最適なITスキルを持った人材の不足」(38%)、「リーダーシップとビジョンの不足」(28%)が挙っている。
クラウドサービスの導入によるビジネスの影響では、回答者全体の66%、購買・調達の従事者の76%が「改善された」と回答した。