「Duet AI for Google Workspace」、2024年初頭から「Gemini」搭載へ
今回は「「Duet AI for Google Workspace」、2024年初頭から「Gemini」搭載へ」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
生成型の人工知能(AI)が大きな注目を集める中、Googleは2023年に入って複数の大きな成果を発表した。その1つが、「Google Workspace」を横断してユーザーのワークロードを最適化するAI活用アシスタント「Duet AI」だ。そのDuet AIの機能が大幅に強化されるという。
Googleは、同社の最先端AIモデル「Gemini」を発表してからちょうど1週間後にあたる米国時間12月13日、「Duet AI for Google Workspace」へのGeminiのロールアウトを2024年初頭から開始すると発表した。
この発表は、Google Workspaceのユーザーにとって画期的な内容だ。Google WorkspaceにGeminiが搭載されることで、ワークフローは今まで以上に最適化されるはずだ。
Duet AI for Google Workspaceは、5月の発表時点で既に堅牢な能力を持ち合わせていた。Duet AIの能力は、電子メールの作成や、スライドデッキのゼロからの構築、ミーティング関連など、多岐にわたる作業でユーザーを支援できる。
Duet AIは、Geminiのマルチモーダルな能力を得ることで、テキストだけでなく画像や動画、音声を理解できるようになる。このためDuet AIの支援能力はより包括的なものになるだろう。
例えば、「Google Meet」セッションの最中に誰かが口にしたスライドの内容を見てみたくなったと想像してほしい。Duet AIはGeminiの画像認識能力を活用し、そのスライドを教えてくれるようになる。
Duet AIはGeminiによって、マルチモーダルな能力を獲得するだけでなく、テキストの理解/生成能力も強化され、より品質の高いテキストを迅速に生成できるようになる。これは「Gmail」や「Googleドキュメント」で特に役立つはずだ。
Googleは今回の機能強化を機に利用価格を見直すかどうかについて明らかにしていないが、今のところDuet AI for Google Workspaceの無料トライアル期間終了後の価格は、1ユーザー当たり月額30ドル(4080円)となっている。
Duet AI関連の他のニュースとして、同社は「Duet AI for Developers」と「Duet AI in Security Operations」の一般提供を開始したとも発表した。Duet AI for Developersはソフトウェア開発を支援するためのアシスタントであり、Duet AI in Security Operationsは組織のセキュリティ保護を支援するためのアシスタントだ。
Duet AI関連のこれらの発表に加えて同社は、Geminiに関する開発者および法人向けのアプリケーションに焦点を当てた一連の発表も実施した。