「Linux」で「BlueMail」のAI機能を使って電子メールを作成するには
今回は「「Linux」で「BlueMail」のAI機能を使って電子メールを作成するには」についてご紹介します。
関連ワード (Linuxノウハウ、特集・解説等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
筆者は、「Linux」で「Thunderbird」に代わるメインの電子メールクライアントを探している。最初に、「Geary」を改めて検討してみたが、ある1つの「仕様」が原因で、メインの電子メールクライアントとして採用することを見送った。今回テストするのは「BlueMail」だ。すでにBlueMailが勝者になりそうな感じがしている。
BlueMailは、必要なすべての機能といくつかの追加機能を提供するプロプライエタリーな電子メールクライアントである。新しい機能には、「GemAI」(「Generative Email」とも呼ばれる)という組み込みAIが含まれる。BlueMailは、「私たちが毎日送受信する電子メールが増加しているため、しっかりとした文面の効果的な電子メールを適切なタイミングで作成するのが困難な場合もある。この課題に対処するために開発されたGenerative Emailは、カスタマイズされたOpenAIの『ChatGPT』をベースとしており、コンテンツモデレーションによってフィルタリングされる」と述べている。
個人的にAIの力を借りるのは好きではないが(自分自身の言葉を書きたいからだ)、1日に非常に多くの電子メールを作成する必要があるため、AIの力を借りたいという人もたくさんいるはずだ。そこで、GemAIの出番である。
BlueMailのGemAIはとても使いやすく、さまざまなプラットフォームで利用可能だ。以下のような機能が含まれている。
BlueMailさえインストールすれば、GemAIを使用するのに、ほかのインストールや設定は不要なので、厄介なAPIを扱ったり、BlueMailをサードパーティーアカウントに接続したりすることに頭を悩ませる必要はない。必要なものはすべてそろっているので、ユーザーはすぐに電子メールの作成に取り掛かることができる。
本記事では、GemAIを使用する手順を解説する。
必要なもの:これに必要なのは、自分の1つまたは複数の電子メールアカウントで設定されたインストール済みのBlueMailアプリだけだ。そのほかのものは不要である。それでは、AIを使用して、電子メールを作成してみよう。
最初に、BlueMailを開いて、ウィンドウ上部の真ん中付近にある「Compose」(作成)ボタンをクリックする。
作成ウィンドウの下部に、AIが中央に配置された宝石のような青色の小さいアイコンがある。それをクリックして、GemAIツールを開く。
「Write in a nutshell」(簡潔に書く)のプロンプトに電子メールの要点を入力して、「Generate」(生成)をクリックする。
試しに、サンタクロースあてに世界平和を願う手紙をGemAIに書いてもらった(「世界平和を願う手紙をサンタクロースあてに書いてほしい」というプロンプトを入力した)。GemAIが手紙を作成したら、「Apply」(適用)をクリックして、その電子メールの本文を作成ウィンドウに追加する。
あとは、受信者と件名、自分の名前を追加して、本文を修正する(必要な場合)だけでいい。その後、「Send」(送信)をクリックすれば完了だ。
AIが好きではない人もいるかもしれない。しかし、テクノロジーを利用して電子メールを作成することに抵抗がない人にとって、GemAIは非常に優れたソリューションであり、BlueMailはAIを極めて効果的に活用している。GemAIを試して、電子メールでのコミュニケーションがより効率的かつ効果的になるか確かめてみてほしい。