長大やNECなど、可搬型ローカル5Gを活用した建設現場の効率化と安全性を検証
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長大とNEC、伊田テクノス、建設ディレクター協会、EXPACT、NEC通信システムは、可搬型ローカル5Gを活用した「NEXT i-Construction」導入促進に向け、建設現場の効率化と安全性のためのサービス検証を実施すると発表した。
この取り組みでは、可搬型ローカル5Gによる大容量通信を活用したNEXT i-Constructionサービスの導入により、建設現場の効率化と安全性の向上などを目指す。実施期間は1月末~2月中旬を予定。実施場所は。埼玉県ふじみ野市の国道254号バイパスふじみ野地区土地区画整理事業の一部区域。なお同実証は、総務省の「令和5年度地域デジタル基盤活用推進事業(実証事業)」の採択を受けて実施される。
可搬型ローカル5Gは、ローカル5Gの基地局、5Gコア、マルチアクセスエッジコンピューティング(MEC)を一体化した移動・自律運用可能な通信ソリューション。電源やバックホール回線の用意が難しい災害現場や山間部向けに、ローカル5Gネットワークを迅速かつ一時的に構築できる。
i-Constructionは、国土交通省が提唱するICT施策を建設現場に導入する取り組みで、建設生産システム全体の生産性向上を図る。NEXT i-Constructionは、i-Constructionのメニューの総称で、建設機械や建設データだけでなく、現場作業員などの作業支援や安全管理、教育等にもデジタル化による効率化や高度化を図ることを目指したソリューションを指す。
実証では、NEXT i-Constructionの実装に向けて、事業者(管理者、作業員)や発注者に、サービス満足度、導入意向を調査、検証していく。また、技術的に実装での運用が可能かどうか、現場業務プロセスに合わせたソリューションにおける満足度レベル、位置精度レベルを検証する。さらに実施体制と各種機器の操作性を確認し、実運用が可能か、作業時間の短縮効果が得られるかを検証する。
参加企業は、NEXT i-Constructionサービスの実装により、設現場の効率化では遠隔作業支援による現場作業員の待機時間や、遠隔作業支援による熟練工の移動時間、遠隔臨場による発注者・監督者の移動時間、遠隔安全管理による監督者の巡回時間などをそれぞれ減少させることを目標にしている。
安全性の確立では、バイタルセンサーによる活動量、体表面温度のアラート検出、3次元位置測位による危険エリア立ち入りアラート検出、映像認識技術および映像配信技術による危険行動アラート検出をめざしている。
参加企業の役割は以下の通り。