Wasabi Technologies、「Curio AI」をGrayMetaから買収
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クラウドストレージ企業Wasabi Technologiesは米国時間1月23日、GrayMetaからの「Curio AI」買収を発表した。買収条件は非公開。
買収には、Curio AI関連の知的財産権と担当チームが含まれる。これにより、GrayMetaの最高経営責任者(CEO)であるAaron Edell氏は、Wasabi TechnologiesのAIおよび機械学習部門のシニアバイスプレジデントに就任する。Wasabi Technologiesは、Curio AIの技術を組み込んだAI搭載のインテリジェントストレージをメディア・エンターテインメント業界向けに2024年春にリリースする予定。
映像・動画は、ストレージ業界における最大のビジネスチャンスの一つとWasabi Technologiesは述べる。何百エクサバイトものビデオアーカイブが老朽化したテープシステム上に存在し、映画やテレビ、スポーツイベント、ニュース、広告、企業コミュニケーション、そして、数え切れないほどの貴重な生映像や未使用テイクなどから、さらに何エクサバイトものビデオアーカイブが毎年生成されているという。これらの膨大なデータから必要となるひとコマの映像を見つけるには、検索可能なメタデータがなければ、非常に時間がかかり非効率だとWasabi Technologiesはコメントする。
Curio AIは、AIを使ってメディアライブラリーに向けてリッチなメタデータを生成するインテリジェントなデータプラットフォーム。編集者やプロデューサーは、人物、場所、イベント、感情、ロゴ、ランドマーク、背景音などに基づき、特定のメディアデータのひとコマを即座に検索して抽出することができる。また、50以上の言語で音声を検出し、書き起こすことができる。Wasabi TechnologiesのCurio AI搭載ストレージは、例えばサッカーの英プレミアリーグに所属するLiverpool FCのような顧客に、大量のデジタル資産を超高速に管理するために必要なメタデータを提供するという。