GitHub、AIプロジェクト10件に40万ドルの資金提供–第2期「GitHub Accelerator」プログラム
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GitHubは米国時間2月13日、「GitHub Accelerator」プログラムの第2期生として、AIベースのソリューションを開発する10件のオープンソースプロジェクトに40万ドルの資金を提供すると発表した。
GitHub Acceleratorは、オープンソースでのキャリア形成や起業を支援するためのプログラム。オープンソースの取り組みにおいて、参加者が資金確保や製品投入といった次のステップに進むことができるよう、資金援助、メンターシップ、ネットワーキング、トレーニングなどを提供する。
今回のテーマはAIで、社会を良くするためにオープンソースライセンスの下でAIベースのソリューションを構築する人とプロジェクトへの資金提供に焦点を当てるとGitHubは述べる。
AIは、われわれが働き方や生き方を急速に変えつつあり、オープンソースのコラボレーションは、AIイノベーションの中核を成すと同社。世界中の開発者が「GitHub」を使うことで、訓練フレームワークからモデル、責任あるAIや評価ツールまでと、AIスタックのあらゆるレベルで革新を起こし、オープンに共有していると続ける。生成AIプロジェクトの合計数が急増したことに加え、これらのプロジェクトは貢献者数で最も人気のあるプロジェクトのトップ10に入りつつあるという。
その一方で、AIビジネスをオープンに構築して成功させるのは困難を伴うと同社は指摘する。オープンソースではおなじみの時間と資金という問題に加え、費用の上昇、倫理、セキュリティ、そして、法的な懸念などは二の足を踏む材料となる。これらの課題をグローバルなイノベーションに対するリスクと捉え、支援したいとする。
プログラムのカリキュラムは、持続的なオープンソースビジネスの構築に関するガイダンスを提供し、AIを発展させることの複雑さをうまく乗り越えていくことに特に重点を置く。
プログラムは4月22日から10週間続き、1対1はグループでのセッション、プロジェクトワーク、メンターシップなどを含む。1プロジェクトにつき4万ドルの資金が提供され、「GitHub Copilot」1年分を含むGitHub関連製品も無料で利用できる。
プログラムの最後には、バーチャルでDemo Dayが開催され、プロジェクトはコミュニティーやGitHubリーダー、資金提供パートナー候補、コミュニティーメンバーらと進捗(しんちょく)状況を共有する。プログラムの卒業生には、GitHubから継続的なネットワーキングとサポートの機会が提供される。
プログラムの対象となるのは、開発での次のステップを目指すアーリーステージのオープンソースプロジェクトやプロダクト、シードステージまでのオープンソースファースト企業。全てのプロジェクトは、「明確なオープンソースライセンス」「明確なガバナンス戦略」「AI、機械学習、AIインフラストラクチャーに深くフォーカスしていること」などの条件を満たしている必要がある。
応募は、GitHub Sponsorsがサポートする100以上のリージョンの個人メンテナー、開発者、小規模チームが可能で、米国太平洋時間3月5日午後12時が締め切り。応募プロジェクトから10件が選出される。