1PasswordのAndroid版がパスキーに正式対応。iOS版や各種ブラウザ版1Passwordとのパスキーの同期が可能に
今回は「1PasswordのAndroid版がパスキーに正式対応。iOS版や各種ブラウザ版1Passwordとのパスキーの同期が可能に」についてご紹介します。
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
パスワードマネージャの1Passwordは、Android版でパスキーに正式対応したことを発表しました。
パスキーによるパスワードレスで1Passwordそのものへログインできるだけでなく、1Passwordがパスキーの認証機器として振る舞うことも出来るため、パスキーに対応したAndroidアプリケーションへのパスキーによるパスワードレスでのログイン、パスキーの生成や保存、管理なども可能になります。
もちろん従来からあるパスワードの保存や自動入力などの機能はそのまま提供されます。
対応するAndroidのバージョンは、Android 14もしくはそれ以降のバージョンです。
Save and sign in to Android apps with passkeys!
All you need is:
The 1Password app
Android 14 or higher
An Android app that supports passkeysAlso available: create passkeys using 1Password for iOS and the 1Password browser extension! https://t.co/bx6JtVEiEo pic.twitter.com/QLFgE37eQz
— 1Password (@1Password) March 5, 2024
OSを越えてパスキーとパスワードの同期が実現
Android版の1Passwordがパスキー対応したことによる最大のメリットは、1Passwordを使うことでOSの種類を越えてパスワードやパスキーの同期ができるよになる点でしょう。
Andoridに内蔵されているパスワードマネージャは、同じGoogle IDでログインしたデバイス間ではパスワードやパスキーを同期してくれますが、AndroidとiPhoneを併用するなど異なるOSや異なるベンダのデバイス間ではパスワードやパスキーの同期が行われません。
Google IDやApple ID、Microsoft IDなどのOSに紐付けられたIDを用いて行われるパスワードマネージャの課題はここにありました。
1PasswordはすでにiOS版およびWindows、Mac、Linuxの主要なWebブラウザの拡張機能版としてパスキー対応を行っているため、今回のAndroid版パスキー対応によってiOS、Android、主要デスクトップOSでのWebブラウザで統合的にパスワードとパスキーの管理が行えるようになるわけです。
複数のOSやデバイスの利用を行っている企業などでは、こうした1PasswordをはじめとするOSベンダから独立したパスワードマネージャを用いることが今後増えることが予想されます。