DXでIT内製化に取り組む企業の約6割は上流工程などを志向—IDC調査
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IDC Japanは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)およびデジタルビジネス(DB)を支援するITサービス/ビジネスサービスの需要調査の結果を発表した。
これによると、DX/DBイニシアティブでITの内製化に取り組む企業の約6割は、上流工程など一部の内製化を志向していることが分かった。同調査における上流工程とは、企画/設計/要件定義などを指す。
この調査は2024年2月に、国内の従業員1000人以上の大企業のDX担当者(DX/DBイニシアティブに従事するマネージャー層から経営層)を対象に実施された。DX/DBイニシアティブの進行状況と併せて、各種のDX/DB支援サービスの利用状況や、支援サービス事業者の利用動向、DX/DBイニシアティブにおけるITの内製化の実践状況などを調査している。
調査レポートによると、大企業のDX/DBイニシアティブの8割以上で、ビジネス変革支援やテクノロジー実装支援といった何らかの支援サービスが利用されている。また、今後1年間の支援サービスへの支出額の増減に関する調査結果では、「増える」が61.1%、「変わらない」が32.4%だった。
IDCは、顧客企業が上流工程など一部の内製化を志向していることは、ITサプライヤーにとってビジネス企画などの最上流工程から実装、運用まで、広範な支援サービスの提供機会につながるとしている。