長谷川鉄工、チャットボットとシステム連携で検査報告書の作成時間を75%削減

今回は「長谷川鉄工、チャットボットとシステム連携で検査報告書の作成時間を75%削減」についてご紹介します。

関連ワード (製造 x IT等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 LINE WORKSは、長谷川鉄工が「LINE WORKS」を導入したと発表した。長谷川鉄工では、LINE WORKS上のチャットボットの質問に回答するだけで、業務アプリ作成ツール「kintone」で構築したアプリに情報を登録できる「LITONE for チャットボット」を活用している。  この連携では、LINE WORKSの「アプリディレクトリ」で実現した。これにより長谷川鉄工では、現場にいながらiPadで作業を完結できる仕組みが完成し、これまで8時間かかっていた検査報告書の作成業務を2時間に短縮した。LITONE for チャットボットは、LINE WORKSのアプリディレクトリ上で提供しているLINE WORKSと外部サービスを連携するもので、GlobalBが提供している。

 長谷川鉄工における検査報告書は、製造工程の進行状況を示す書類で、その作成は工事が適切であったことの証明となる。精度が求められる重要な業務という。

 検査報告書作成の新しい仕組みは、工場で製造工程の写真を撮影し、LINE WORKS上でチャットボットの質問に回答しながら、撮影した写真を選択して送信する。そのに後回答情報がkintoneアプリに連携され、自動的に検査報告書として出力される。

 この作業フローにより、事務所での作業が必要だった検査報告書の作成業務のほとんどが工場にいながら完結できるようになった。また、取引先などに報告書を送りたい場合は、事務所で「Excel」ファイルに出力して画像の位置などを微修正するだけとなり、工場内での業務プロセスが大幅に改善したとのことだ。

 また長谷川鉄工には、ベトナムからの技能実習生やインターン生が4人が勤務しているといい、彼らとコミュニケーションを行う際にも、日本語で送ったトークが即座にベトナム語に翻訳されるLINE WORKSの翻訳機能を活用している。

 従来の検査報告書作成では、工場での工事用デジタルカメラを使用した写真撮影から、事務所での専用アプリを用いた写真選定、指定のExcelフォーマットへの入力、印刷した報告書の提出まで、多くの時間を費やしていた。

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