学研エデュケーショナル、70超の個別業務システムをクラウドに統合
今回は「学研エデュケーショナル、70超の個別業務システムをクラウドに統合」についてご紹介します。
関連ワード (クラウド等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
JBCCは、学研エデュケーショナルが教室事業を管理する基幹システムを独自のアジャイル開発手法とSaaS活用により全面的にクラウド上に構築したと発表した。学研エデュケーショナルは、全国約1万6000教室、会員数40万人以上を擁するフランチャイズ方式の「学研教室」を運営している。また、学研グループ企業より継承した学研幼児教室などを運営し、事業を拡大している。
学研エデュケーショナルの新システムでは、販売管理、ワークフロー、分析ツール、データ連携など実績のある各種SaaSを利用している。システム化とデータ集約によりDXプラットフォームが実現し、AIを活用した分析も容易になった。また、サイボウズのローコード開発ツール「kintone」を使って、現場改善のアプリケーションも継続的に内製可能になっている。
JBCC独自のアジャイル開発手法とは、同社の超高速システム開発手法「JBアジャイル」のことで、これを使って現場担当者との徹底したコミュニケーションを通じ、業務部門の要望を正確に洗い出した。その後にSaaSとクラウド技術を組み合わせ、システムを短期間で構築した。
新システムでは、さまざまな業務で行ってきた二重入力が解消され、新規登録した教室情報が検索サイトに即時に表示可能だ。また、各種申請業務をワークフローでデジタル化して紙ベースの申請フローから脱却し、申し込みから登録までの時間を大幅に短縮している。基幹システムのデータは、kintoneから参照可能になり、JBCCのBIツール「SmartBI」で分析し、営業戦略の策定など新しい施策に活用できる。
学研エデュケーショナルは、新規事業が増えるごとに個別システムを構築した結果、70以上のシステムがオンプレミスのデータセンターに存在し、新たな施策を進める上での課題となっていた。