OpenAI、「GPT-4o」の新しいデータ分析機能を発表–有料ユーザー対象
今回は「OpenAI、「GPT-4o」の新しいデータ分析機能を発表–有料ユーザー対象」についてご紹介します。
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OpenAIは先ごろ、AIチャットボット「ChatGPT」のデータ分析機能の変更を発表した。ChatGPTを使ってインタラクティブでカスタマイズ可能な表とグラフを作成し、プレゼンテーションや書類としてダウンロードできるようになる。「Google Drive」や「Microsoft OneDrive」からChatGPTにファイルをアップロードすることも可能だ。
ただし、新しいデータ分析機能はすべてのユーザーが利用できるようになるわけではない。アップグレードは今後数週間をかけて段階的に「ChatGPT Plus」「ChatGPT Enterprise」「ChatGPT Team」のユーザーに提供される。データ分析の新機能は、OpenAIが先日「Spring Update」の中で公開した新しいフラグシップモデル「GPT-4o」で利用できる。
データ分析機能の改善点として、表や書類などのデータセットをアップロードして、ChatGPTにインタラクティブな表を作成させることができるようになる。全画面表示で情報を見たり、編集やカスタマイズをしたり、一部分をクリックして関連する質問をしたりできる。
Afterpayのマーケティングマネージャーを務めるLauren Nowak氏は、「ChatGPTのおかげで分析データが分かりやすくなり、インサイトをよりよく理解できる」として、「仕事が充実して学べることも増え、仕事の戦略的な部分に集中する時間ができる」と述べている。
また、ChatGPTで棒グラフ、線グラフ、円グラフ、散布図をインタラクティブにカスタマイズして、プレゼンテーション用にダウンロードできるようになる。
スプレッドシートをChatGPTにアップロードして、指定した統計値についてグラフを作成させることもできる。できたグラフは、要素にカーソルをあわせて追加の質問をしたり色を選択したりできる。
OpenAIはGPT-4oについて、テキスト、画像、音声の機能が向上して「GPT-4」よりも大幅に高速化したと説明している。GPT-4oは50言語で無料ユーザーと有料ユーザーに提供されるが、インタラクティブな表の利用は、有料ユーザーに限定される。