UNDER ARMOUR、オンライン試着サービス導入–サイズ起因返品率27%減

今回は「UNDER ARMOUR、オンライン試着サービス導入–サイズ起因返品率27%減」についてご紹介します。

関連ワード (マーケティング、流通テック最前線等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 スポーツ用品販売のUNDER ARMOURは、自社ECサイトにオンライン試着サービス「Virtusize」を導入し、サイズ起因の返品率を27%削減した。同サービスを提供するVirtusizeが発表した。

 UNDER ARMOURはほかにも、シューズアイテム用・サイズレコメンドサービス「Virtusize for Shoes」と分析プラットフォーム「Analytics」を導入している。

 Virtusizeは、身長や体重、年齢、性別を入力するだけで利用でき、商品のフィット感や最適なサイズを把握できるサービス。ECサイトで購入検討中の商品と所有アイテムのサイズを比較し、普段着用している洋服と近いフィット感のサイズを確認できるという。

 UNDER ARMOURでは、アパレルだけでなく、サイズレンジが細かく、オンラインでの試着が難しいシューズの返品も課題としていた。シューズはアパレルと比較してサイズのレンジが細かいため、オンライン上で顧客にフィットするシューズサイズをレコメンドするのは難しかったという。

 そこで同社は、Virtusizeを導入。導入する前の2022年11月〜12月と導入後の2023年11月〜12月を比較すると、サイズ起因の返品率は27%減少し、返品率全体も目標の3%以下を達成したという。Virtusizeの比較機能を利用した際のコンバージョン率(CVR)は、非利用時と比較して約7倍に伸びた。

 Virtusizeは、ブランドやサイトごとに「おすすめサイズ」ロジックを調整できるほか、ユーザーのレビューや返品データ分析に基づいてレコメンド機能を改善できるため、長期的な返品率改善に貢献できるとしている。

 UNDER ARMOURでは、継続的な返品商品の詳細分析やレコメンドロジックの改修などを通じて、さらなる返品削減を目指すという。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
Web3のパワープレイヤー「アニモカブランズ」大解剖
IT関連
2022-01-21 00:53
諜報機関のAI利用、その有効性と倫理の議論–英GCHQの取り組みにみる
IT関連
2021-03-10 10:37
Capsuleが「超シンプル」な分散型ソーシャルメディアを構築するために1.6億円調達
ネットサービス
2021-03-11 23:22
今考えるべきAIの安全性–イノベーションを推進する規制の在り方とは
IT関連
2024-08-21 21:16
GitHubで最も人気の言語はJavaScriptで変わらず、急成長した言語はHashiCorpのHCL。GitHubが年次調査「Octoverse 2022」発表
GitHub
2022-11-14 08:01
Xbox版「Microsoft Flight Simulator」、発売日に買うとすぐにはプレイできず 「プレイの準備をしてお待ちいただけると」
くらテク
2021-07-27 01:02
石油パイプラインを停止させた「ダークサイド」のパワー 身代金目当てに大企業を揺さぶる二重三重の脅し :この頃、セキュリティ界隈で(1/2 ページ)
セキュリティ
2021-05-18 17:16
メタバースを利用する企業が知るべき基本的な事項–ガートナーが説明
IT関連
2022-06-23 19:17
ベネッセ、AIチャットサービス「Benesse GPT」を開発–より良い商品開発に向けて
IT関連
2023-04-16 11:27
「ぐるなび」アプリに脆弱性、フィッシング詐欺被害の恐れ 「最新版へ更新を」IPAが呼び掛け
セキュリティ
2021-04-16 01:04
Google Cloud、米スペイン語メディアのUnivisionと提携
IT関連
2021-04-28 01:07
ドコモ、法人向けID「ビジネスdアカウント」を提供 5月13日から、50サービスとの連携目指す
DX
2021-05-13 04:17
モニタリング対象はシステムからユーザー体験に–Datadog・国本代表
IT関連
2021-01-29 05:04
ヘルスケア分野の組織を狙うランサムウェア「Maui」、CISAらが警告
IT関連
2022-07-09 03:08