「ChatGPT」を使って無料で手書きメモをデジタル化する方法
今回は「「ChatGPT」を使って無料で手書きメモをデジタル化する方法」についてご紹介します。
関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
ペンと紙によるメモ書きにはテキストを打ち込むのにはないよさがある。手書きのメモのほうが情報保持には優れた方法であることが複数の研究で示されている。とはいえ、手書きにすることでデジタルのメモならではの長所が失われてしまう。この両者の利点を取り入れるのに「ChatGPT」が役に立つ。
OpenAIが5月に無料版のChatGPTを「GPT-4o」で強化した際、無料のChatGPTでも画像や書類などのファイルをアップロードして、さまざまな方法で画像を操作することが可能になった。その1つがテキストの抽出だ。
つまり、付箋、会議のメモ、授業のメモ、包装荷物の内容一覧といった手書きの書類をアップロードして、テキストに変換できる。そして、プレゼンテーション資料、電子メール、アウトライン、小論文、「Quizlet」などさまざまなものにテキストをコピー&ペーストして、新しいものを作ることができる。
そんなうまい話はない? 筆者もそう思っていたが、実際に試してみて、手早く効率的に使えることは保証できる。始め方は簡単で、一度やり始めたらやめたくなくなる。
ChatGPTはアカウントを作らなくても利用できるが、画像アップロード機能をはじめとするGPT-4oの多くの特典を使うにはログインが必要だ。うれしいことに、アカウントの作成は簡単で、アカウントを作るだけの価値が特典にはしっかりとある。
ChatGPTのアカウントを持っていなければ、ログインページで簡単に作れる。GoogleやMicrosoftのアカウントがあれば、それでログインすることもできる。筆者は後者を選択した。こうすると、新たにユーザー名とパスワードを記憶する必要がない。
ログインすると、テキストボックスが空の状態でChatGPTのインターフェースが表示される。テキストボックスの隣にはペーパークリップのアイコンがあるはずだ。このアイコンをクリックすると、「Google Drive」「Microsoft OneDrive」、使用中のコンピューターなどいくつかのソースから画像をアップロードできる。
画像が準備できているのならば、それをテキストボックスにドラッグ&ドロップしてもいい。
画像に書かれているものはどんなものでも構わない。筆者がアップロードしたのは、次のような、週末に筆記体で書いた付箋メモだったが、ChatGPTは問題なく認識して出力してくれた。
テキストプロンプトなしで画像をアップロードすると、ChatGPTはほとんどの場合、自動でテキストを抽出して、打ち出したものを表示してくれる。ただ、何をしてほしいかはっきりさせるために、「Can you extract the text from this image?(この画像からテキストを抽出してもらえる?)」のような簡単なプロンプトを追加することをおすすめする。
ChatGPTが抽出したテキストを出力したら、書いたものが正確に出力されていることを確かめられる。筆者が試した例ではいずれも、一言一句すべて正確だった。確認したら、そのテキストを好きなところにコピー&ペーストする。例えばプレゼンテーション資料、電子メール、付箋アプリ、アウトラインなどに使える。