日立系技術商社の瑞穂、ランサムウェア対策でイミュータブルストレージを導入
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日立製作所グループの総合技術商社の瑞穂は、グローバルビジネスを守るランサムウェア対策としてイミュータブルストレージを導入した。対策機能を提供したArcserve Japanが発表した。
瑞穂は、半導体などの電子部品/機器、産業制御機械、空調/住宅設備機器、プラントシステム、情報システムの製品販売とソリューション提供を手掛ける。中国の上海・蘇州・香港とシンガポールの海外拠点を軸としてグローバルビジネスを展開している。
Arcserve Japanによると、瑞穂では、ランサムウェア攻撃がバックアップデータにまで及んで被害が拡大している事態に異次元の脅威を感じたとし、事業継続のためにバックアップデータのさらなる保護を最重要課題に位置づけたという。バックアップ体制を強化するため、クラウドストレージとテープバックアップ、イミュータブルストレージの3つを選択肢に検討した。
瑞穂は、以前からArcserve Japanのバックアップソフトウェア製品「Arcserve UDP」を利用していたといい、従来の運用方法を変えずにテラバイト規模のデータをバックアップできることが要件だった。選択肢のうちクラウドストレージは、クラウドストレージへのアップロードに約1週間がかかることになり選択から除外、テープバックアップはテープへのデータの書き込みが大量だと、復元したい特定データの探索などに時間がかかり、リストア作業の負担も大きいとして見送り、最終的にイミュータブルストレージを選んだ。
同社が導入したのは「Arcserve OneXafe」で、この製品はArcserve UDPなどからバックアップ先や二次バックアップストレージとして利用できるという。イミュータブルストレージは、格納しているバックアップデータを改ざんできない(不変)仕組みを持つ。
瑞穂での導入は2023年3月。システムインテグレーターの作業により導入は1日で完了し、オンプレミスとプライベートクラウドにある総容量7テラバイトのデータを対象として、Arcserve OneXafeで日次のバックアップ運用をしているという。Arcserve OneXafeの管理機能は、ウェブブラウザーで使うクラウド型になっており。バックアップの設定やリストアの作業が専門家ではなくても分かりやすい点なども評価しているという。