Windows Subsystem for Linux(WSL)のGUI設定画面が間もなくリリース、メモリの自動縮退機能は正式版に
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マイクロソフトは、Windows上でLinuxの機能を利用できるWindows Subsystem for Linux(WSL)のGUIによる設定画面を開発中であることを明らかにしました。
また、現在実験的機能となっているメモリの自動縮退機能が正式版になることも明らかにしました。
WSLのGUI設定画面が登場
これまでWSLの設定は「.wslconfig」ファイルによって行う必要がありました。
間もなく、この設定ファイルと互換性のあるGUI設定画面が登場予定です。これにより、WSLのメモリサイズ、プロセッサ数、スワップサイズやスワップファイル、セーフモードでの起動など、これまで設定ファイルを書き換える必要があった設定をGUIから容易に行えるようになります。
メモリの自動縮退機能が正式版に
昨年(2023年)9月に、WSLでアイドルが5分以上続いた場合、WSL上のLinuxが使用しているバッファキャッシュメモリをホストのWindowsに対して返却し始め、WSLの使用メモリが自動的に縮退する機能が実験的に実装されました。
間もなくこの機能が正式版となり、デフォルトの機能に組み込まれると説明されています。
Entra IDのWSLとの統合も
その他、Microsoft Defender for EndpointによるWSL 2の正式サポートが開始され、企業向けの脅威の防止、検出、調査、対応などの機能がWindowsと統合されるようになります。
また、Microsoft Entra IDのWSLとの統合もパブリックプレビューが開始されると説明されました。