奈良県、県立学校39校に「Classi」を導入–生徒の資質や能力の向上に寄与
今回は「奈良県、県立学校39校に「Classi」を導入–生徒の資質や能力の向上に寄与」についてご紹介します。
関連ワード (「GIGAスクール構想」で進化する教育現場、CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
奈良県は、県内の全県立学校に教育プラットフォーム「Classi」を導入した。同サービスを提供するClassiが6月3日に発表した。
Classiは、生徒の学習サイクルを支援する学習トレーニング、ウェブテスト、学習動画や、教員のコーチングサイクルを支援する学習記録、生徒カルテ、ポートフォリオ機能、生徒・保護者と教員とのコミュニケーションを支援するメッセージ、保護者欠席連絡などの機能を備えた総合型プラットフォーム。搭載しているAI学習機能によって、生徒に合った個別最適な学習ができるという。また、難易度別課題の配信や生徒情報の蓄積ができるため、教員の負担軽減にもつながるとしている。
今回の導入で、特別支援学校を含む県立学校39校の全高校1年生に相当する生徒が、Classiを活用した個別最適な学びができるようになる。加えて、学校と保護者との円滑なコミュニケーションや、教員の負担軽減に寄与するという。
奈良県では第2期「奈良県教育振興大綱」で示された教育施策の基本方針に基づき、20の主要施策を定めた「奈良の学び推進プラン」を2021年に策定し、各施策の推進方針や実現目標を示している。同プランで示した、同県が求める学びと指導の個別化、生徒の自己実現に必要な資質や能力の向上を目的に、Classiを導入したという。
Classiは今回の導入において、社内に20人のサポート体制を構築するほか、活用促進を目的に、教育委員会向けのデータ提供・検証、コンサルティング、利用校全体の生徒の資質・能力向上への支援を行う。また、Classiに搭載している機能を、各校がどの程度活用しているかを教育委員会が確認できるダッシュボード環境を提供する。