HashiCorp、「HCP Waypoint」にアクションを間もなく追加へ–テンプレートとアドオンも強化
今回は「HashiCorp、「HCP Waypoint」にアクションを間もなく追加へ–テンプレートとアドオンも強化」についてご紹介します。
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HashiCorpは米国時間6月4日、「HCP Waypoint」のアクション機能がパブリック・ベータ版として間もなく提供されることをロンドンで開催の同社カンファレンス「HashiDays」で発表した。
アクションは、Day 2+のオペレーションやワークフローを開発者にシームレスに公開することを可能にする。HCP Waypointは、プラットフォームチームがゴールデンパターンとワークフローを開発者向けに定義し、大規模なアプリケーション管理を可能にするよう設計されている。アクションの追加により、組織は、アプリケーションの構築、ロールバックの実行、非公開環境でのオペレーションの実行など、ゴールデンワークフローの定義・実行が可能になる。
同社は、新しいアクション機能とともに、HCP Waypointのテンプレートとアドオンに対する機能強化も発表した。テンプレートとアドオンは、2023年10月に開催された同社年次カンファレンス「HashiConf 2023」で発表された機能で、組織内のアプリケーションパターンを標準化し、開発チームにゴールデンワークフローを提供することで、迅速な立ち上げと実行を支援することを目的としている。
今回の機能強化は、テンプレートとアドオンをカスタマイズする方法を増やすと同時に、シームレスなエンドツーエンドのセルフサービス体験を開発者向けに可能にする新しい方法を導入する。強化された機能は以下の通りである。
変数入力と出力:変数入力は、テンプレートとアドオンを使用してゴールデンパターンを作成する際、入力変数値を選択・指定することを可能にする。どの入力値を開発者が提供すべきかを選択することもできる。変数出力は、開発者がHCP Waypointで作成したアプリケーションやインストールしたアドオンからの出力を見ることを可能にする。
「HCP Terraform」プロジェクトの選択:HCP Terraformプロジェクトを事前に定義することができる。そこでは、アプリケーションの作成とアドオンのインストールの両方に対して関連するTerraformワークスペースが作成される。
「HCP CLI」のサポート:HCPコマンドラインインターフェイス(CLI)にアクセスしてHCP Waypointとやりとりし、テンプレートやアドオン機能を管理できる。
Terraformプロバイダーのサポート:使い慣れたTerraformインターフェースを通じてHCP Waypointの機能を構成できる。