ダイカストメーカーのリョービ、AIチャットボット導入で社内の問い合わせ対応を効率化
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ダイカスト製品や建築用品などを手掛けるリョービは、人工知能(AI)を活用したチャットボット「WisTalk」を導入した。同サービスを提供するパナソニック ソリューションテクノロジーが6月22日に発表した。
WisTalkは、社内のFAQ(よくある質問)に対応するチャットボット。社内のポータルサイトやウェブサイトに導入したチャット画面上のAIに質問をすることで最適な回答を即時に自動回答する。総務や人事、ITなどで使われる専門用語や社内用語を網羅し、バージョンアップで最新用語にも対応。誰でも使いやすい機能をそろえ、IT部門以外の従業員でも簡単に使えるという。
リョービでは以前から、グループ会社を含む約3300人の社員からの電話問い合わせに対応する度、担当者が本来の業務を中断しなければならない場面があったという。また、同じ質問が多数の社員から寄せられ、何度も回答することがあったり、担当者によって回答内容が異なる場合があったりと、効率的ではなかった。さらに、担当者が不在の場合、質問者は即座に回答を得られないといった課題を抱えていた。
そこで、BtoE(社内向け)チャットボット製品の中から複数の製品を試用。WisTalkは、利用者が使いやすく、見やすいチャット画面であることや、複数部門でチャットボットの導入や一元管理できる機能を搭載していることが評価された。また、導入後も機能追加などの将来性が見込めることから導入に踏み切ったという。
リョービは、WisTalkを活用することでバックオフィスの問い合わせ対応の効率化を目指す。また、今後WisTalkに対しては、24時間体制で利用できるサービス環境の提供と、Q&A管理の機能を強化し、より人に近づいたチャットボットのリリースを期待しているという。