竹村製作所、クラウドERP「mcframe X」を国内初採用
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ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)は、竹村製作所がクラウドERPの「mcframe X」(mcX)を国内で初めて採用したと発表した。これにはキッセイコムテックも協力し、2025年度の稼働を目指すという。
竹村製作所は、水道の凍結を防ぐ不凍栓で国内トップシェアを持つ水の総合メーカー。長年生産管理システムとしてB-EN-Gの「mcframe CS」を利用してきたが、バリューチェーン全体の最適化と企業品質向上のためにクラウドサービスのmcXの導入を決めた。
mcXは、既存業務を標準プロセスに合わせることで、業務の標準化・高度化、情報集約、リアルタイム化を実現し、経営の可視化と迅速な意思決定を促進するクラウドサービスになる。
B-EN-Gの「mcframe」シリーズは、永続保守による長期利用でシステム導入効果を高めることで、組立加工からプロセスまで幅広い製造業で利用されてきたパッケージソリューションとなっている。
mcXは、そのコンセプトと導入経験で培ったナレッジを生かしてクラウドサービスとして提供される。開発画面では、ノーコード/ローコードで実装できるように分かりやすさにこだわり、ドラッグ&ドロップ操作で条件や処理を追加でき、ワンクリックでウェブガイドにアクセスできるといった工夫が施されている。
また、クラウドサービスでありながらカスタマイズ可能で、カスタマイズとアップグレードの両立を実現するために、最新のクラウド技術を活用して、変化に対応できるアーキテクチャーを採用しているとのこと。ビジネスロジックを追加・拡張するプラグインやAPI層を拡充することで、コアとなる標準機能に手を入れることなく、カスタマイズできる。ユーザーインタフェースも使いやすさを考慮しており、ユーザーの好みに合わせて細かく設定できるとしている。
mcXについて竹村製作所は、製造業に特化しており、また国産のサービスであることを評価した。加えてSaaSによるセキュリティの信頼性やシステムの可用性、他システムとの連携による拡張性などについても高く評価している。さらにSaaSでありながら、業界や製品による固有要件にも対応可能な柔軟性も採用の決め手となった。