グーグル、他社クラウドに移行する際のデータ転送を無料に
今回は「グーグル、他社クラウドに移行する際のデータ転送を無料に」についてご紹介します。
関連ワード (クラウド等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Googleは1月12日、顧客が同社クラウドの利用を停止する場合、他のクラウドプロバイダーやオンプレミスにデータを転送するための手数料を無料にすると発表した。これは全世界の顧客に、同日より適用される。
クラウド移行に伴うデータ転送料を無料にすることで、プロバイダーの乗り換えを容易にする。同社は無料のデータ転送を申請するためのフォームやよくある質問(FAQ)をウェブサイトで公開している。
一方、顧客が望むプロバイダーの利用を妨げている根本的な問題として、制約が多い不公平なライセンス慣行があると指摘した。名指しこそしないものの、「一部のレガシープロバイダー」がオンプレミスのソフトウェアにおける独占的な地位を利用して、制限的なライセンスで顧客を囲み込み、クラウド市場を寡占していると批判した。
同社は制限的なライセンスの例として、連携できるクラウドプロバイダーを制限すること、一部の競合プロバイダーを利用する場合に約5倍の料金を請求すること、他社のクラウド利用に必須のソフトウェアとの相互運用性を制限することなどを挙げた。
「クラウド市場における顧客の自由な選択と競争を妨げる、制限的なライセンス慣行を終わらせるために、今後も積極的に取り組んでいく」(同社)