ビアードパパ、AI自動発注システムを導入–適正発注による食材ロス削減に貢献

今回は「ビアードパパ、AI自動発注システムを導入–適正発注による食材ロス削減に貢献」についてご紹介します。

関連ワード (マーケティング、流通テック最前線等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 シュークリーム専門店「ビアードパパ」を運営するDAY TO LIFEは、Goalsの飲食店向け自動発注システム「HANZO 自動発注」を導入した。7月から直営店26店舗で先行利用を開始し、10月には全直営店(129店舗)への導入を予定している。Goalsが8月7日に発表した。

 HANZO 自動発注は、天候や直近の注文傾向などを考慮したAIによる売上予測に基づき、店舗ごとに適切な発注量を算出し、自動で発注システムに連携する。これにより、発注時間の短縮、発注ミス・精度のばらつきによる食材不足や過剰在庫の防止、心理的負担軽減、食材ロス削減に貢献するという。

 DAY TO LIFEでは、発注業務の属人化や季節・数量限定メニューの発注量の適正化が課題となっていた。HANZO 自動発注は、AIによる売上予測と適切な発注量を自動連携することで、これらの課題解決を図るという。

 従来、ビアードパパの店舗では、日々の発注業務に売上や販売個数の計算が必要で、担当できるスタッフが限られていた。特に、店長が休暇を取る際は、不在期間を考慮した難しい発注予測が必要となり、負担が増加していたという。また、季節・数量限定メニューは、販売期間全体の売上予測に基づいて一括発注するため、予測が難しく、品切れを避けるために過剰に発注することで、食材ロスが発生する可能性が高まっていた。

 DAY TO LIFEは今回の導入により、誰でも発注業務を行えるようになり、店長不在時の負担軽減にもつながると期待している。また、AIによる適正量発注で食材ロスの削減も見込んでいる。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
エンジニアの満足度を重視して生産性を上げるパフォーマンス管理ダッシュボード「Okay」
IT関連
2022-02-18 12:51
3兆6420億円の新エネルギー政策を含む2020年末の米国景気刺激法案
パブリック / ダイバーシティ
2021-01-19 10:54
光回線の2年縛り禁止 総務省が本格議論へ 価格競争促す
IT関連
2021-05-29 05:12
広島大とNEC、COVID-19患者の情報を自動連携する仕組み構築
IT関連
2023-12-26 06:36
パナソニック楠見CEO「生成AIは共創と競争」で広がる–CEATECで見えた新たな取り組み
IT関連
2024-10-22 08:30
HashiCorp、「Terraform Enterprise」 で2つのデプロイオプションを追加
IT関連
2023-09-23 10:11
【コラム】オープンバンキングが普及し、フィンテックと中小企業の蜜月が始まる
フィンテック
2021-08-11 10:48
Facebookが大統領就任式時のワシントンD.C.と州議会議事堂周辺での新イベントを禁止
ネットサービス
2021-01-18 23:46
OpenAIに集団訴訟、「ChatGPT」などの訓練用データ収集で
IT関連
2023-07-01 23:00
ランサムウェア「Cuba」が猛威、2022年の被害額は80億円以上
IT関連
2022-12-08 23:03
アカマイ、ランサムウェアの横展開をマイクロセグメンテーションで阻止
IT関連
2023-02-28 11:22
北朝鮮の攻撃グループ、韓国の原子力研究機関にハッキング攻撃か
IT関連
2021-06-22 01:03
東南アジアの生鮮食品を小口直販するB2BプラットフォームSECAI MARCHEが1.5億円を調達
フードテック
2021-05-19 16:32
「顧客の需要を先取りする」–ベライゾンが語る、ダイナミックな変革の軌跡
IT関連
2022-10-05 20:17