日清食品、ESG価値を「インパクト加重会計」で可視化–アビームが包括支援

今回は「日清食品、ESG価値を「インパクト加重会計」で可視化–アビームが包括支援」についてご紹介します。

関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 アビームコンサルティングは、日清食品ホールディングスが進めるESG(環境・社会・企業統治)価値の定量可視化を支援した。具体的には、「インパクト加重会計」という手法を用いて、「持続可能なRSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil)認証パーム油の使用率向上」と、「雇用における社員の多様化」の2つの取り組みが社会に与える影響を金銭価値で評価し、社会的インパクトを算出した。

 その結果、RSPO認証パーム油の使用は、認証品の調達コストを上回るプラスの社会的インパクトを生み出していることが確認された。また、雇用による社会的インパクト創出の割合を示す「総賃金に占めるインパクト比率」は約67%となり、米国企業の試算結果と比べても遜色ない結果となった。

 インパクト加重会計とは、企業の社会・環境への影響をプラス/マイナスの両面から金額換算する手法だ。従業員・製品・環境による社会的インパクトを、売上収益・EBITDAとの比率で算出し、自社の経年変化や他社・他製品との比較に活用できる。

 日清食品グループは、2030年度までに持続可能なパーム油の調達比率を100%にすることを目指している。また、雇用による地域社会/ダイバーシティーへの貢献の社会的インパクトの数値化にも取り組んでいる。

 アビームコンサルティングは、非財務情報を活用したESG経営推進の豊富な知見と、インパクト加重会計の専門性を生かし、日清食品ホールディングス独自のロジック開発からデータ収集、インパクト算出支援までを包括的にサポートした。

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